木曜日, 3月 28, 2024
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プロウインドサーファー杉匠真、表彰台逃すも日本男子史上初の快挙となる4位! PWA IWT ウェイブツアー第3戦

杉匠真選手が、6月1日からフィジーのクラウドブレイクで実施されていたPWA IWT ウェイブツアー第3戦『フィジー・サーフ・プロ 2023』で、4位で大会を終えました。惜しくも表彰台を逃しましたが、ファイナルのトップ4に残るという成績は、日本人男子としては史上初の快挙です。

プロウインドサーファー杉匠真、表彰台逃すも日本男子史上初の快挙となる4位! PWA IWT ウェイブツアー第3戦のサブ画像1_© PWA World Tour 2023© PWA World Tour 2023

プロウインドサーファー杉匠真、表彰台逃すも日本男子史上初の快挙となる4位! PWA IWT ウェイブツアー第3戦のサブ画像2_© PWA World Tour 2023© PWA World Tour 2023

大会の舞台となったクラウドブレイクは、ヘビーな波が押し寄せることで有名なポイント。現世界王者の“ブラウジーニョ”(マーリシオ・ブラウン)や3度の世界チャンピオンに輝いたビクター・フェルナンデスらトップライダーたちが1回戦で姿を消す厳しいコンディションでした。そんなタフな状況の中、20歳の杉選手は、1回戦を2位で勝ち上がると、その勢いのままクオーターファイナル、セミファイナルもラウンドアップ。そして4人で争われたファイナルでは残念ながら4位に終わるも、3位とはわずか0.64ポイント差と大健闘でした。

「世界一を目指す」と公言する杉選手の今後の活躍に期待が高まります。

なお、同じく日本から参戦した日本人選手では石井孝良が13位、石井颯太が25位でした。

【杉匠真選手プロフィール】

プロウインドサーファー杉匠真、表彰台逃すも日本男子史上初の快挙となる4位! PWA IWT ウェイブツアー第3戦のサブ画像3_© PWA World Tour 2023© PWA World Tour 2023

2002年(平成14年)生まれ。

6歳の時から本格的にウインドサーフィンを練習するようになり、14歳の時に当時最年少でプロになる。ウェイブとフリースタイルの2種目をメインに活動し、日本を拠点としながら海外を転戦しW杯に参戦するようになる。

PWA(プロフェッショナルウインドサーフィン協会)のU-17で優勝し年間チャンピオンになり、2021年にはU-20でワールドチャンピオンとなる。

2022年に三菱ケミカルグループとスポンサー契約を締結。

【ウインドサーフィンのウェイブ競技とは】

ウインドサーフィンには、パフォーマンス系のウェイブ、フリースタイル、スピードとレース系のスラローム、コースレースの競技カテゴリーがあります。

ウェイブは波に乗ってどのようなマニューバを描くか、波を使ってどんなスタイルのジャンプをするかといった「演技」をジャッジが採点することで勝敗が決まります。競技者は、規定時間内にジャンプとウェイブライディングの演技を見せ、これをジャッジが判定します。ウェイブライディングは、波のフェイス(波の表面)にマニューバを描くためにとても速いスピードで波の上を走り、上から下へと繰り返しカーヴィングしていく様子が見られます。ジャンプでは、時には驚くほど高く空中に舞い上がったり、空中で回転するエアリアルループなど大胆な技が次々と繰り出されます。観る側にも行うにも「ジャンプ」はウインドサーフィンの醍醐味のひとつであり、エクストリームスポーツとしての魅力が詰まった競技です。1対1の対戦で勝敗を決め、トーナメントを勝ち上がってチャンピオンを決めます。演技は肉眼で見える範囲で行われることが多いので、迫力ある演技を観戦しやすいのも特徴のひとつでしょう。

【PWA IWTウェイブツアーとは】

PWA IWTウェイブツアーは、PWA(プロフェッショナルウインドサーファーズ協会)とIWT(国際ウインドサーフィンツアー)の協力によって開催されるウインドサーフィンの競技ツアーです。このツアーは、世界中の優れたウィンドサーファーが参加し、競技を行います。ウェイブツアーでは、様々な国や地域で波のコンディションが良い場所で競技が行われます。

参加者は、波に乗りながら技術やスタイルを競い合い、審査員によって評価されます。競技は複数のラウンドやエリミネーション形式で進行され、最終的に優勝者が決定されます。

【PWA IWTウェイブツアーの今後のスケジュール】

第5戦 7月1日―9日 スペイン グランカナリア島 ポソ イスキエルド

第6戦 8月26日―9月3日 ペルー パカスマヨ

第7戦 9月22日―10月1日 ドイツ シルト

第8戦 10月23日―11月3日 米国ハワイ州 マウイ島 ホオキパビーチ

*日付は現地時間です。

【JWAとは】

 一般社団法人日本ウインドサーフィン協会(略称 JWA)はウインドサーフィン競技を統括する国内唯一のオフィシャル団体です。また、日本セーリング連盟(JSAF)及び国際ウインドサーフィン協会(IWA)に直接加盟するオフィシャルなナショナルオーソリティーになります。 傘下団体には、全国の大学が加盟する、日本学生ボードセーリング連盟(JUBF)があり、その他一般加盟者を加え、会員数約1300名を擁します。競技の健全な発展を通して、ウインドサーフィンの社会全般への認知理解を推進します。 JWAの主な活動として、まずは各団体で独自に構成していた大会スケジュールを一括で管理、調整し加盟会員が公平且つモチベーション高く参加できる競技環境を整える事を、当面の主軸に置いています。 この活動から、世界に通用するパフォーマンスと人格を持った選手を輩出する事で、ウインドサーフィンの社会的認知の獲得と、スポーツとしての地位向上に繋げたいと考えています。 そして、この活動を「WSFをやってみたい」という人たちの背中を押す、普及活動に昇華させる事で、ウインドサーフィン界に貢献したいと考えています。

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