ダイヤ工業株式会社(本社:岡山県岡山市 代表取締役:松尾浩紀)は、後天的に事故などで歩くことが難しくなってしまった車いす利用者の方が、もう1度、自分の脚で歩けるように支援をするアシストスーツ「AIVA(アイバ)」の開発を実現します。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースはダイヤ工業株式会社の夢です。
- 夢の背景
日本には約200万人の車いす利用者の方がおり、これは全人口の約1.57%にも上ります。後天的に事故などで歩くことが難しくなってしまった車いす利用者の方々の「もう1度歩きたい」という夢を支援したいと考えています。大好きな人と手を繋いで歩きたい、家族と気軽に旅行したいなど、その先の目標があるからこそ歩きたいという思いが生まれます。歩行という動作を支援するだけではなく、そういった方々の目標や夢に沿った精神的な活力を含めて支援できるモノを創造したいと感じたことが、今回の「夢」の背景に繋がっています。
「AIVA(アイバ)」という名称は「Artificial(人工)」「Intelligence(知能)」「Vitality(活力)」「Assistance(支援)」の頭文字を取ったものです。「AIVA(アイバ)」は、当社の運動器へのフィッティング技術や人工筋肉のノウハウと、人工知能をあわせることで、人間の動きを学習し、個人に適した歩行支援が可能なアシストスーツです。このアシストスーツの開発により、もう1度歩きたいと願う車いす利用者の方が、自分の脚で活動的に過ごす世界を実現するのが当社の夢です。
- 現在までの取組
当社はこれまで人工筋肉を使った機器を2011年から展開しています。空気圧を用いた人工筋肉の技術により、手指の屈曲・伸展を支援するグローブや、片足が麻痺した方向けの歩行訓練を支援する装着型器具などを商品化しています。
今回、「AIVA(アイバ)」の実現に向け、昨年より両脚の訓練用アシストスーツの開発を行っています。
両脚の訓練用製品は当社初となります。このアシストスーツは人工筋肉、腰コルセット、膝下に着けるサポーター、空気を送るコンプレッサー入りのリュックサックで構成されています。人工筋肉は空気を送ると膨らんで短くなり、抜けると元の長さに戻ります。人工筋肉は腰コルセットから両脚の前側に取り付け、膝下のサポーターと接続しています。脚を振り出すタイミングで人工筋肉に空気を送り、チューブを縮ませることで前進する動きを補助します。基本的には医療従事者の介助付きでの使用を想定していますが、介助なしでの自主的な歩行訓練でも使えるよう、両脚のインソールにセンサーを組み込み、脚を振り出すタイミングと同程度の瞬間に空気を送る仕様も進めています。
従来品はコンプレッサー入りのコントローラー部を医療従事者が有線で操作するため、利用者に付き添って動く必要がありましたが、新製品は操作方法を無線にすることで簡易的に操作することができ、被訓練者側の負担軽減にも繋がっています。今後、当社の人工筋肉の特徴でもある軽量柔軟な点や、着脱しやすいという点を活かし、装着したくなるアシストスーツの開発に着手していきます。
- 今後の開発
アシストスーツにAI(人工知能)を搭載し、利用者個人の歩行能力に応じた支援機能を持たせた「AIVA(アイバ)」の開発に取り組んでいきます。医療従事者なしの歩行を提供することで、利用者の方の活力を支援し、もう1度歩きたいと願う車いす利用者の方々の夢の実現に寄り添いたいと考えています。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PRTIMESによるプロジェクトです。私たちは夢の実現を本気で目指しています。
- 会社概要
【ダイヤ工業株式会社】
所在地:〒701-0203 岡山県岡山市南区古新田1125
代表者:代表取締役 松尾浩紀
設立:1963年4月
資本金:1,000万円
Tel:086-282-1245
Fax:086-282-1246
Mail:info@daiyak.co.jp
URL:https://www.daiyak.co.jp
公式Twitter:https://twitter.com/daiyak_medical
事業内容:コルセット、サポーター、インソール、テーピング・トレーニング用品など多岐にわたる製品を開
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