~この秋もテントサイト中心に好調が続く~
2021年9月~11月 秋キャンプの傾向
10月までは、昨今のキャンプ人気に加え、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきたこともあり、予約数は前年を上回りました。11月についても、昨年同時期に実施されていたGOTOトラベルキャンペーンが今年は実施されておらず、また、昨年あった3連休が今年はなかったにもかかわらず、昨年とほぼ同水準となっており、引き続き好調となっています。
以下、データ出典:2021年11月末時点 キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」データ
■一施設あたりの平均予約件数
9月、10月は好調だった昨年をさらに上回る予約件数で、特に10月はコロナ前である2019年の約2.8倍の予約件数でした。新型コロナウィルスの感染拡大が落ち着いてきたこと、また、秋以降は台風等の影響が少なく、天候にも恵まれたことが要因と考えられます。
11月は、昨年同時期にあったGOTOトラベルキャンペーンが実施されなかったこと、3連休がなかったことなどの影響を受けつつも、昨年同等の水準となりました。
■プラン別予約件数
夏に引き続き屋外で風通しの良いテントサイトが伸びており、特に10月はコロナ前の2019年同月比で約6倍と大きく伸びました。グランピングや箱モノ(※)については9月、10月は昨年同等または上回る数値となっておりますが、11月は昨年を下回っております。昨年のこの時期はGOTOトラベルキャンペーンが実施されており、グランピングや箱モノも対象となっていたため、その反動とみられます。
※箱モノ:キャビン (ケビン)、ロッジ・ログハウス・コテージ、バンガロー、トレーラーハウス
※2019年に比べ、2021年では「なっぷ」新規契約施設数が大幅に増え稼働施設数は約2倍となっており、値に影響を与えています
■「なっぷ」新規会員登録者数
対前年で比較すると、9月は103%、10月は116%と前年を上回り、秋キャンプの人気が伺えます。11月やや下回る結果となっていますが、これは、昨年同時期に実施されていたGOTOキャンペーンが今年は実施されず、肌寒い時期でも利用しやすいグランピングや箱モノを好む初心者層の動きがやや鈍かったことが理由と考えられます。
2021年12月~2022年2月のキャンプ動向見通し
現在のところ昨年を上回るペースで予約が推移しており、昨今の「冬キャン」人気が伺えます。一方でラニーニャ現象により寒い冬となる見通しで、寒波や大雪等の悪天候が多ければその影響を受けることが懸念されます。また、現在警戒が強まっているオミクロン株を始めとする変異ウイルス等が人出の増える年末年始に拡大した場合は、昨年同様、予約数の減少やキャンセルの増加などの影響が出るものと考えられます。
今後もR.projectは、キャンプをはじめとしたアウトドア・レジャーに関する動向について広く情報発信していくことで、アウトドア業界の活性化に貢献してまいります。
【キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」について】
国内最大級のキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」は、約4,000件のキャンプ場を掲載し、年間約1500万人のキャンパー(※2020年年間実績)が閲覧する、業界最大級のキャンプ場検索・予約サイトです。また、キャンプ施設様に対しては集客・予約管理システム以外に、施設様の施設運営支援に特化した各種ツールやソリューションの提供・提案も行っております。
サービスページURL:https://www.nap-camp.com
【株式会社R.projectについて】
キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」の運営、アウトドアの力を活用した日本全国の未活用不動産、公園などの活性化、公設キャンプ場のリニューアルを行い、アウトドア体験をより身近に、多くの方に体験いただけるよう展開を行っています。
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