月曜日, 4月 29, 2024
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ソトレシピ総研『キャンプトレンド調査2023』アフターコロナでもキャンプ熱は衰えずライフスタイルへと定着

3年間でソロキャンプ経験者は約4倍増加

キャンプ飯レシピサイト「ソトレシピ(https://sotorecipe.com/)」を運営する株式会社ソトレシピ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:千秋広太郎)は、この度キャンプ市場に特化した調査機関・ソトレシピ総研にて、キャンプユーザー589名(全国の20代以上の男女)を対象に『キャンプトレンド調査2023』を実施しました。

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今回対象の589人に「2022年に1回以上キャンプに行きましたか?」と尋ねたところ、「はい」が84.9%、「いいえ」が15.1%となり、多くの人が2022年にキャンプを楽しんだことがわかりました。以降の設問では、「はい」と回答した500人を対象に質問し、一部設問のみ「いいえ」と回答した89人を対象に質問しています。

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1.熱量は衰えずキャンプ人口は年々増加。キャンパーの経験値が上がり、「ソロキャンプ」「冬キャンプ」が定番化

2022年に1回以上キャンプをしたと回答した84.9%の人に、「キャンプ歴」を尋ねたところ、1年未満(2022年にキャンプをスタート)と回答した人が7%、1年以上2年未満(2021年にキャンプをスタート)と回答した人が11.8%となり、2020年、2021年にキャンプをスタートした人の合計は17.8%で、約5人に1人がここ2年間でキャンプを始めていることが分かりました。

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また、「キャンプに行く頻度」について尋ねたところ、「1ヶ月に1回程度(年12回程度)」と回答した人が23.2%と最も多く、次に「2ヶ月に1回(年6回程度)」という回答が20.6%続き、約4割が、年に6~12回程度キャンプを楽しんでいることが明らかになりました。割合に変化は見られましたが昨年実施した『ソトレシピ総研「キャンプトレンド調査2022」(https://sotorecipe.com/magazines/souken-4)』と同様の回答が見られ、キャンプへの熱量が衰えていないことが伺えます。

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さらに、「主なキャンプスタイル」について尋ねたところ、「ファミリーキャンプ(家族でのキャンプ)」が41.2%、「ソロキャンプ(単独でのキャンプ)」が40.4%、「デュオキャンプ(2人でのキャンプ)」が37.4%と、自身に合ったキャンプスタイルでキャンプを楽しんでいることが伺えます。

過去実施した『ソトレシピ総研「キャンプトレンド調査2020」(https://sotorecipe.com/magazines/95)』では、「ソロキャンプ」がわずか10%の回答であったため、ここ数年でソロキャンパーが約4割程度増加していることが明らかになりました。コロナ禍で生まれたソロキャンプブームに伴い、ソロキャンプ用の道具の選択肢が増えたこともソロキャンプスタイルが浸透した理由の一つだと考えられます。

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また「冬キャンプに行ったことがありますか?」と尋ねたところ。61.4%が「はい」と回答し、3人に2人が冬キャンプ経験者ということがわかりました。

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2.新型コロナ5類分類後もキャンプ市場は活発に。約6割が「キャンプはライフスタイルとして浸透」と予想

「新型コロナウイルスが5類に分類された後も、キャンプを続けたいと思いますか?」と尋ねたところ「はい」が99.4%、「いいえ」が0.6%という回答になり、キャンプユーザーの熱量の高さが伺えました。

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「コロナ禍に比べて、新型コロナ5類分類後キャンプに行く回数」については、「増やしたい」が最も多い31.2%、次に「どちらかと言えば増やした」が19.2%と回答し、またQ1の質問で2022年にキャンプに行っていないと回答した方に、「2023年はキャンプに挑戦してみたいですか?」と尋ねたところ、86.5%もの方が「はい」と答え、2023年はキャンプ市場がより活性化する可能性が見られました。

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さらに、「キャンプブームについて今後どのようになると感じていますか?」と尋ねたところ、「キャンプはライフスタイルとして浸透、新規層は減りそうだが既存キャンパーは続ける」と回答した人が最も多く58.6%、次に「キャンプブームはまだ続き、新規キャンパーも増えそう」と回答した人が29.0%という結果になり、“キャンプブームが続く”という見解もありながら、“ライフスタイルとして定着する”という声が約6割に及び、キャンプ市場自体は次のステージとして盛り上がりを見せると予想されます。

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3.キャンプ飯は「おいしく」「手軽に」「普段よりも豪華に」。ソトだけでなくウチでも楽しむ、加速する「キャンプ飯の“内食化”」

「キャンプの食費について」尋ねたところ「普段の食費よりも高い」が37.4%、「どちらかといえば、普段の食費よりも高い」が46.8%という回答になり、約85%の人が普段よりも高い食費を払うということが明らかになりました。

また「キャンプの料理で重視するポイントを」尋ねたところ「おいしい」が84.4%、「簡単に作れる」が74.6%、「短時間で作れる」が47.8%となり、キャンプ飯は普段よりも贅沢に、おいしく、手軽に楽しむ方が多いことがわかりました。

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「キャンプで挑戦した料理を、自宅でも再度調理して楽しんだことはありますか?」と尋ねたところ78%の方が「はい」と回答しました。また「アウトドア専用の調理器具を自宅でも使用することはありますか?」と尋ねたところ、「頻繁に使用する」と回答した人が18.2%、「たまに使用する」と回答した人が60%と、合計約8割の方が自宅でも利用していることが明らかになりました。昨年の『ソトレシピ総研「キャンプトレンド調査2022」(https://sotorecipe.com/magazines/souken-4)』でも同等の数値での回答が多かったように、引き続きキャンプ飯を自宅で楽しむ「内食化」が進んでいることがわかりました。

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4.キャンパーの情報収集源は「YouTube」と「Instagram」が中心!キャンプ系インフルエンサー人気ランキング1位はあのキャンプ芸人!

「キャンプの情報を収集する時に使うメディア」を尋ねたところ、1位「YouTube」、2位「Instagram」、3位「ネットニュースメディア」となりました。キャンプ系インフルエンサーが台頭した影響か、SNSをキャンプの情報収集源にしている方が多いことがわかりました。

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 また好きなキャンプ系インフルエンサーを調査したところ、1位はキャンプ芸人としてもお馴染みの「ヒロシさん」、2位はキャンプ系YouTuber「FUKUさん」、3位もキャンプ系YouTuber「伊豆のぬし釣りさん」がランクインしました。YouTubeを情報の収集源にしている方が多いことから、YouTubeのチャンネル登録者数が多い方に票が集まったように見受けられます。

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今回の調査結果を受けて:ソトレシピ代表 千秋広太郎よりコメント

昨年に続き、今年もキャンプトレンド調査を実施いたしました。今回は、2023年5月から新型コロナウイルスが第5類に分類されたことで、キャンプスタイルにどのような変化が見られるかがポイントでした。

今回の着目すべきトピックは「ソロキャンプの定番化」、「冬キャンプ体験者の増加」、「ライフスタイルへの定着」です。

キャンプスタイルは、人それぞれの楽しみ方がありますが、過去の調査結果に比べ、ソロキャンプを楽しむ方が増えたことが大きな傾向の変化として見受けられました。InstagramやYouTubeなどソロキャンプについて発信されているインフルエンサーや、ソロキャンプ道具の選択肢が増えたことに加え、ここ数年でユーザーのキャンプ経験値が上がり、ソロキャンプが浸透していったのだと考えております。

また、今回3人に2人の方が冬キャンプ経験者ということがわかりました。ハードルが高いと思われがちな冬キャンプ。暖の確保は必須ですが、夏場よりも空気が澄んでいて、虫が少なく、実は過ごしやすい環境で、焚き火を楽しめたり、自然をより感じながら過ごせるため人気となっています。ソロキャンパーの増加からもわかるように、キャンパーの経験値が上がり、より非日常の体験を求め、冬キャンプ経験者が増えていると考えられます。一方で、より本格的なアウトドア体験を楽しめる冬キャンプは、ちゃんとした装備や知識が必要なため、魅力とともに安全性も発信していくことが重要です。

昨年実施した「キャンプトレンド調査2022」でも「キャンプ飯の内食化」が一つのトピックになりましたが、キャンプのライフスタイルへの浸透が今回でも注目のテーマになります。

本調査では、約3人に2人の方が、今後のキャンプブームについて“キャンプはライフスタイルとして浸透”と予想しました。実際に約4割の方が年間6回以上はキャンプに行き、約8割の方が、家でも調理器具を使用、料理を再現するなど、休日でも日常でもキャンプが“身近な存在”になって来ていることがわかりました。

SNSでの情報の普及、次々に発売される様々なキャンプグッズ、多様化するキャンプの楽しみ方など、キャンプが年々身近な存在になり、よりライフスタイルの一部になっていくことが予想されます。ライトユーザーからヘビーユーザーまでそれぞれに合った楽しみ方も浸透し、キャンプ市場は次のステージへと進化し、さらなる盛り上がりを見せると考えられます。

ソトレシピ代表 千秋 広太郎

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「ソトレシピ」は、『HAVE A DELICIOUS CAMP!』をテーマにアウトドアを愛するすべての方に、大自然の中で美味しい料理を楽しむきっかけを創りたいという想いで立ち上げた「キャンプ飯専門レシピサイト」です。
40名を超えるシェフらがキャンプで楽しめるレシピを現在650以上提案しています。Instagramは20万フォロワーを超えアウトドアレシピサイトとして最多。自社ブランド「ソトレシピプロダクツ」ではこだわって開発した商品も発売しています。

WEBメディア「ソトレシピ」:https://sotorecipe.com/

YouTube「ソトレシピTV」:https://www.youtube.com/c/sotorecipeTV
Instagram:https://www.instagram.com/sotorecipe/?hl=ja
Twitter:https://twitter.com/sotorecipe
ソトレシピプロダクツ:https://products.sotorecipe.com/

「ソトレシピ総研」とは

キャンプ飯レシピサイトである「ソトレシピ(https://sotorecipe.com/)」を運営する「ソトレシピ」のリサーチ部門です。今回の調査も、昨年に続きコロナ禍の2022年のアウトドア市場トレンドを把握する目的で実施しました。今後も定期的にキャンプ市場を中心にしたリサーチを行い、発表してまいります。

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