金曜日, 4月 19, 2024
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【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!

創業75年の鉄工所が職人の技術とデザイナーの表現力を融合し、これまでにない”木のピザ窯”を開発しました。

株式会社乗富鉄工所(福岡県柳川市)が開発したこれまでにない木のピザ窯「アップダウングリル」が応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で目標金額の600%を超える応援購入を頂いています。

株式会社乗富鉄工所は職人の1/3が離職する経営危機を経て、次世代の柱となる事業を起こすため鉄工職人の技術を生かした自社商品の開発に着手。鉄工職人が出したアイデアをもとに、デザイン会社であるゲイトライトデザイン(佐賀県鳥栖市 代表 関光卓)とタッグを組み2年の歳月をかけてアウトドアシーンの新定番となるピザ窯を開発しました。

プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/norinori_updown_grill/
プロジェクト期間:2022/9/22-2022/11/29

 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像1_マクアケで600%を達成したアップダウングリルマクアケで600%を達成したアップダウングリル

 

■ 職人の1/3が離職…職人の技術を生かした経営改革

株式会社乗富鉄工所は、福岡県柳川市に本社を置く創業75年の鉄工所です。鉄工職人の幅広い技術と知見を武器に水門、歩道橋、階段、建設機械部品などさまざまな金属製品を製造していきましたが、最盛期を支えた職人たちが次々に定年を迎えた2017年から2020年にかけて若手を含む未来に希望をもてなくなった社員の1/3が離職。そんな経営危機の最中の2017年に家業に戻ってきた3代目乘冨賢蔵は鉄工職人を「メタルクリエイター」と呼称し、彼らの技術と発想を生かした自社商品開発に着手。2020年からはデザイン会社ゲイトライトデザインの関光卓氏のサポートもと事業戦略・商品開発・販売戦略の立案から実行まで、デザイン経営の実践を行っています。
 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像2_溶接をするメタルクリエイター溶接をするメタルクリエイター

■ 鉄工職人の技術・発想とデザイナーの表現力が融合した「アップダウングリル」

「普通はレンガやセラミックで作るピザ窯を木と金属で作ったら安全で持ち運びもできるのではないか」、そんなメタルクリエイターのアイデアから生まれた画期的なプロトタイプと関光氏のデザインをベースに作り上げたのが「アップダウングリル」。窯内部が本格的なピザが焼ける350℃以上の高温状態になっても表面が危険な温度にならず、持ち運びもできるコンパクトさを実現。下部(ダウン)のオーブンでピザを焼きながら上部(アップ)の炭床でバーベキューを楽しめるのもこれまでにはない特徴です。前例がない製品であったため金属の熱変形や木材の不燃対策など検討事項が非常に多く、さまざまな専門家や地域の町工場仲間の協力を得ながら試作と実験を繰り返し2年の歳月をかけて完成に至りました。
 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像3_試作と実験を繰り返し姿を変えたアップダウングリル試作と実験を繰り返し姿を変えたアップダウングリル

 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像4_完成したアップダウングリル完成したアップダウングリル

■ アウトドアライフがもっとグルメに

キャンプといえばバーベキューですが、アップダウングリルがあれば1台で焼く・煮る・揚げる・炊く・茹でる…と思いのまま。表面が危険な温度にならないため小さなお子様がいても安心です。
 

 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像5_さまざまな料理が思いのままさまざまな料理が思いのまま

また炭を燃料とするため煙が少なく、お庭や縁側でのホームパーティや友人とのキャンプ、同僚とのバーベキューパーティなど、さまざまなシーンでのアウトドアライフがもっとグルメになります。
 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像6_小さなお子様がいても安心小さなお子様がいても安心

 

使い方も炭に火をつけるだけとシンプル。着火後約30分でオーブン内部は350℃以上の高温状態になります。ステンレス製の窯部部は取り外し可能で後片付けも簡単。オプションの蓋には消火機能がついています。
 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像7_金属部分は取り外して丸洗い可能金属部分は取り外して丸洗い可能

アップダウングリルはコンパクトで持ち運びができるため、キッチンカーやバーベキュー施設、キャンプ場、屋外レストランなどでもご利用いただけます。レストランや旅館を経営されているお客様にもご購入いただいており、福岡県柳川市で不定期に行っているピザ作りワークショップは毎回大好評です。
 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像8_イベントなどでもご利用いただけますイベントなどでもご利用いただけます

■ 商品の概要

商品名   : Up Down Grill(アップダウングリル)
本体サイズ : 幅40cm x 奥行40cm x 高さ28 cm
重量    : 本体:14kg , 消火蓋テーブル:2kg
材質    : ステンレス(SUS304)、アルミ、木(ホワイトアッシュ)
販売方法  : MAKUAKEプロジェクトページ https://www.makuake.com/project/norinori_updown_grill/ 

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像9_Up Down Grell(アップダウングリル)Up Down Grell(アップダウングリル)

【町工場の挑戦】鉄工所がデザイナーと共同開発した掟破りの”木のピザ窯”がマクアケで600%達成!のサブ画像10_消火蓋テーブル消火蓋テーブル

■ MAKUAKEプロジェクトスタート後の反響について (担当:乘冨賢蔵)

想像以上に多くのお客様にご購入頂き社員一同とても嬉しく思っています。これまでにない機能やデザインを気に入ってご購入頂くことが多いですが、中には私達乗富鉄工所のビジョンや活動に共感してご購入くださる方もいらっしゃりとても勇気を頂いています。乗富鉄工所は70年以上前からある会社なので地元で名前だけは知られていましたが、最近イベントなどに出ると「キャンプ用品を作っている水門屋さんだよね」と言ってもらえることが増えたのも嬉しい変化です。他にもたくさんのアトツギ仲間や町工場仲間、デザイナーさん、先輩経営者、地域の皆様、大学の先生、大学生、友人達……本当にたくさんの人達と作り上げてきたことで、「昔からあるけど何を作っているかわからない」と思われていた鉄工所と社会との関係性が変わってきています。

変化する時代の中、乗富鉄工所はこれからもいろんなことに挑戦していきます。決めているのは2つだけ。ものづくりをやめないってことと、楽しみながらやるってことです。九州になんだか変なことやってる鉄工所がある、今はそう思って頂ければ幸いです。

■  株式会社乗富鉄工所について

社名   : 株式会社乗富鉄工所
所在地  : 福岡県柳川市三橋町柳河934-4
代表者  : 代表取締役乘冨銀藏
事業内容 : 水施設機械の製造・工事、建設機械部品製造請負、食品工場保守、金属製品製造販売
資本金  : 3,000万円
創業年  : 1948年(昭和23年7月)
会社設立 : 1969年(昭和44年3月5日)

■ 関光卓氏について

1975年岡山県生れ。1998年京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科意匠コース卒業。1998年より関光デザイン事務所。2010カタリストアソシエイツLLP共同設立。2016ゲイトライトデザイン設立。福岡デザインアワードなど複数受賞。家具を中心に福祉機器、アウトドア用品など様々なプロダクトデザインを行い、産地ブランドプロデュースなども行う。また、ワンストップのデザイン活動を大切にし、ブランディング・アートディレクションまで行い、総合的なデザイン経営支援を行います。何事にも、デザインが必要/everything needs design.が弊社のコンセプト。

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