あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会は、秋田を代表する漫画家で横手市出身の矢口高雄さん(故人)の人気まんが「釣りキチ三平」と共に、県内各所での清掃イベントをはじめ、海洋ごみ削減を呼びかける三平からのメディアサインとなる資源回収BOXや、釣具回収BOX、顔出しパネルを道の駅やマリーナ、釣具店などへの設置を展開しています。三平からのメディアサインは今年もさらに県内に拡大中です。
今年新たに4つのメディアサインとして展開したのが、家族連れにも人気の潟上市の出戸浜海水浴場に設置した「三平海洋プラスチックごみ防止を呼び掛ける看板」、漁船やボート、カヌーに掲げ海上からもあきたの海ごみゼロを啓発する「三平セーフティーフラッグ」、使わなくなった釣具などを回収する釣具店用「三平釣具回収BOX」(2店舗)となります。県内各所に釣りキチ三平が伝えるメディアサインを増やし、県民が目にする機会を増やすことで、海洋ごみ削減の意識向上を図ります。
この取り組みは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
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三平海洋プラスチックごみ防止啓発看板設置
7月下旬に、家族連れに人気の出戸浜海水浴場に海洋プラチックごみ防止の啓発看板を設置しました。出戸浜海水浴場は海の家も充実した県内でも人気の海水浴場のひとつ。魅力の一つは、海が綺麗で、遠浅のため小さいお子さんも安心して海水浴を楽しむことができること。また、一年中夕陽を見ることができて、天気が良い日には男鹿半島や鳥海山を望むことができる絶景ポイントでもあります。しかしビッグサイズのキスやヒラメやカレイも釣れることで釣り人にも人気がある反面、海流の影響でごみが溜まる場所であり、季節によってはごみ地層も出現するというエリアです。訪れた方々が、この大きな三平からのメディアサインを目にすることでごみへの意識向上、ごみ削減を啓発します。
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海風にたなびく三平セーフティフラッグ登場
大漁旗風の色彩鮮やかな三平セーフティフラッグを船やボート、カヌーなどに掲げ海上からもあきた海ごみゼロをPRします。フラッグを掲げることで、海上や陸などその船やボートを目にした人たちや、掲げた船を利用する人のごみ意識の向上を図ります。
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釣具回収BOXを釣具店2箇所に増設
釣り場に、不要となった釣り竿・糸などの釣具がそのまま捨てられていることが多いことから、不要となった釣具は適切に処分することや、捨てるのではなく資源としてリサイクルすることを目指した試み。小さな箱にはリール、釣り針、ルアーなど、大きな箱には漁網や釣り竿を入れていただき、回収された釣具でまだ使用可能なものはメンテナンスして、初心者向けのレンタルや販売用釣具として生まれ変わります。
この取り組みが釣り場での釣具のポイ捨てや、置き捨てを防ぎ、海の環境を守ることに繋がればと思います。今年、釣具店2店舗の協力を得て釣りキチ三平釣り具回収BOXを設置しました。
<釣りキチ三平メディアサイン 詳細>
■資源回収BOX
・道の駅ごじょうめ、にしめ、きさかた、あきた港
・男鹿マリーナ
・秋田ふるさと村
■顔出しパネル
・秋田ふるさと村
■釣具回収BOX
・中居釣具店
・釣りショップドジャース
・つりショップ海風
■プラスチックごみ防止啓発看板
・出戸浜海水浴場付近
■セーフティーフラッグ
・男鹿海洋高校実習船NAMAHAGE
・漁船SOLIOS
<団体概要>
団体名称:あきた海ごみゼロプロジェクト実行委員会
URL:https://www.akita-abs.co.jp/blog/umigomizero/
活動内容:秋田県は、全長264キロメートルもの海岸線を有し日本海と接している。また、秋田県を流れる河川は、雄物川、米代川といった計352河川があり、総延長は3,185kmにものぼる。最近の調査によると、海洋ごみの8割は街を起点に、内陸部の川を伝って海へと流出していると言われている。本事業では、海岸沿い以外にも内陸部での活動にも力を入れ海ごみ削減を呼びかけ盛り上げていく。これらの事業を多種多様な業界と連携を図り行うことで、秋田県の海洋ごみの現状を把握し、より多くの県民にふるさとの海を大切にするマインドを醸成する。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として20
18年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。