月曜日, 11月 25, 2024
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神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond 宮永愛子が安藤忠雄設計の「風の教会」で新作発表 神戸との出会いから生まれた作品を公開

六甲山観光株式会社(本社:神戸市灘区 社長:寺西公彦)は、2024年8月24日(土)から11月24日(日)まで神戸・六甲山上を舞台に現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」を開催します。

本芸術祭では、会期中のみ公開される安藤忠雄設計の風の教会で、アーティスト宮永愛子が神戸でのリサーチにより生まれた新作を発表します。

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宮永愛子は、土地やものにまつわる歴史やそこに流れる時間を紐解き、極めて丁寧で繊細な手法を用いてその場の環境も含めて作品を展開するアーティストです。今回は、安藤忠雄設計の風の教会を舞台に新作を発表します。

【作品について】

作品名:「辻の音(つじのおと)」

かつては老舗ホテルのチャペルウエディングの会場として様々な家族のハレの日を見守ってきた風の教会ですが、今は、時が止まったかのような静寂とともにあります。宮永氏はこの教会に流れる時間を注意深く観察し、教会の建つ六甲山上から見渡せる景色の中で暮らす人々や場所、ことをリサーチしました。例えば、レゴブロックのような人工島や、その埋め立て地に山の土を運んだベルトコンベアの道、かつて貿易港だったこの地での人々の営み、土地や人々の心に残る震災の記憶などを対象としました。

宮永氏は今の神戸を形づくったこれらの痕跡を地図には載らない道になぞらえ、風の教会をそれらの道が交差する場所、“辻”に重ねて考察しました。リサーチで集められた古今の事象は断片として教会に丁寧にささやかに配置されています。それらの要素を大切に拾い集め紐解く中で、鑑賞者は自身の生活の拠点から、静かに、かつ、無限大に思考を広げてゆくことができます。

【プロフィール】

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宮永愛子(みやなが あいこ)

1974年 京都府京都市出身、同地在住

2008年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了

日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩や葉脈、陶器の貫入音を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時間を視覚化し、「変わりながらも存在し続ける世界」を表現した作品で注目を集める。

主な近年の展覧会に、個展「宮永愛子 詩を包む」(富山市ガラス美術館、2023)、個展「宮永愛子-海をよむ」(ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM、京都、2023)、「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」(森美術館、東京、2023)等。第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(2020)。

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【展示会場】

風の教会

設計:安藤忠雄

竣工:1986年

阪神電気鉄道株式会社が六甲山開発の一環で建設した六甲オリエンタルホテルの敷地内に建てられた教会です。正式名称は六甲の教会ですが、風の教会という愛称で親しまれ、水の教会(北海道)、光の教会(大阪)とともに安藤忠雄の教会三部作と言われています。2007年の六甲オリエンタルホテル閉業に伴い、教会も閉鎖されました。2017年にホテルは解体され、現在は教会のみが残っています。

通常は非公開であり、「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」開催期間の限定公開ですので、この機会にぜひご覧ください

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《神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond開催概要》

【会期】2024年8月24日(土)~11月24日(日)

【会場】

ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア、風の教会エリア、六甲ガーデンテラスエリア、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)、六甲有馬ロープウェー六甲山頂駅、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)

※ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、トレイルエリア(一部会場)、風の教会エリアは有料会場

関連イベント[ひかりの森~夜の芸術散歩~]

【会期】2024年9月21日(土)~11月24日(日)の土日祝の夜間

【会場】ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園

【料金】大人=中学生以上、小人=4歳~小学生 3歳以下無料

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※上記に大人+800円、小人+400円で「シダレミュージアム」に割引入場できるセット券も販売。

【主催】六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社

【特別助成・協賛】神戸市、阪急阪神ホールディングス株式会社

【総合ディレクター】高見澤清隆

■2024年の取り組みの4つの柱

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondでは、昨年に引き続き以下の取り組みに注力します。

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出展アーティストの充実

過去最多となる招待・公募を合わせた61組のアーティストが参加します。

国内外から幅広い視点で活動しているアーティストの作品をご紹介します。

また、公募作品の募集条件を向上し、より優れた作品を募集・展示します。

芸術祭の象徴となる拠点エリアの充実

2023年にROKKO森の音ミュージアムに新設した野外アートゾーンをさらに拡充し、会期外でも四季を通じてアート作品を鑑賞できる場を充実させます。

トレイルエリアの充実

山中の散策路沿いに作品を展示するトレイルエリアをさらに広げ、アート鑑賞の楽しさとともに六甲山の新たな魅力を発掘します。

こどもたちがアートに触れ合える機会の創出

ワークショップ等を通じて自然の中で子どもたちが現代アートに触れられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていきます。

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出展アーティストや展示に関する詳細を公式サイトでご覧いただけます。

https://www.rokkomeetsart.jp/system/press/pdf/240719_digest_web.pdf

六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com/

リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/96688cf4280c918761e636339d4a878725b83ecf.pdf

発行元:阪急阪神ホールディングス

    大阪市北区芝田1-16-1

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