NSGグループ国際自然環境アウトドア専門学校(新潟県妙高市)に博物館機能を整備する構想が第23回こしじ水と緑の会・朝日酒造自然保護助成基金に採択(3月4日付)され、5月10日(金)からスタートいたします。
【背景】
新潟県妙高市の中心部に位置する花房山(標高460m)と高床山(標高527m)は、周囲を水田や市街地、集落に囲まれ孤立した低山地ですが、非常に豊かな自然を有しています。高床山の中腹には貴重なブナの低地二次林が広く分布しているほか、当校がこれまで行った調査活動では、猛禽類の繁殖や絶滅が危惧される昆虫類の生息が確認されています。また、花房山に隣接する当校キャンパスでは2022年まで、猛禽類の一種であるチョウゲンボウの営巣が確認されていました。2023年には営巣に利用していた校舎の穴が修繕のため塞がれてしまいましたが、校舎周辺、および花房山の麓を訪れる姿が確認されています。
【課題】
こういった豊かな自然環境がある一方で、上越妙高地域には自然史系博物館が限られています。妙高高原ビジターセンターは国立公園内の情報を主に収集し、上越市立水族博物館海がたりは水生生物を専門としているため、上越妙高地域の陸生生物に関する生物多様性情報を蓄積・更新している機関が存在しません。また、妙高市には、レッドデータブックのような絶滅が危惧される生物情報にアクセスできる媒体がありません。
【目的】
本活動では、当校が博物館機能の一部を担うことで、地域の生物多様性情報の蓄積と、地域社会への普及(「生物多様性の主流化」および、「ネイチャーポジティブとローカルポジティブ・地域振興の接続」への貢献)を実現する持続的な仕組みの構築を目指します。今回申請する活動では、①花房山・高床山里山地域で15年前(2009年)に実施された生物相調査を再現したモニタリング調査をすることで、里山の自然環境の変遷を解明する、②猛禽類であるチョウゲンボウの営巣環境を創出する、③樹脂封入標本づくり、生物展示、生き物探検といった様々な自然体験の場を創出する、の3点を目的としています。
【効果】
①生物相調査:15年前の調査では12種の絶滅危惧種を含む合計216種を記録しました。本活動では前回調査で対象に含めなかった、蛾類と有剣ハチ類(昆虫相)を含むため、合計300種のインベントリー構築を目指します。また、12種の絶滅危惧種の現況、および里山における生物相の時間的変化に関する知見を提供します。
②チョウゲンボウの保全活動:再びチョウゲンボウが営巣できる環境創出が目的のため、チョウゲンボウが巣箱を利用し営巣することを効果指標とします。
③自然体験の場の創出:1年半の活動期間中、定員20名(地域の小中学生、その家族など)の自然体験イベントを開催し、自然と触れ合う場を提供します。
★学科に興味がある方はコチラ
自然ガイド・環境保全学科(3年制) https://www.i-nac.ac.jp/course/nature-guide
自然環境保全学科(2年制) https://www.i-nac.ac.jp/course/nature-conservation
★直近のオープンキャンパスの日程はコチラ
5月18日(土)、6月8日(土)、6月22日(土)
<国際自然環境アウトドア専門学校のこれまでの取り組み>
■今年4月にスタートした研修事業部が、様々な専門分野を網羅する2,300人以上の専門学校生に快適なキャンプ空間で「チーム」と「セルフ」を学ぶ宿泊型研修を提供!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001250.000032951.html
■新潟県スポーツ公園で2年連続となる「都市公園でテント宿泊するキャンプ」を開催キャンプデビューのハードルを下げ、公園が自然と触れ合う入り口に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001094.000032951.html
■【国際自然環境アウトドア専門学校】㈱山谷産業と協力して加茂暁星高校にて高校生向けアウトドア体験企画を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001241.000032951.html
■アウトドアの専門学校が、産学連携企画「妙高はねうまイノベーションカレッジ」に参画し上越市の企業PLOW(㈱ホンダウォーク)様へ、「薪」を使うことで社会課題の解決へつながる商品/サービスの提言を行います
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001106.000032951.html
■世界のトップマウンテンリゾートを目指し7月にオープンしたEN Resort Grandeco(福島県)に、学生から新たなコンセプトや体験価値を授業の一環としてプレゼン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001134.000032951.html
■【国際自然環境アウトドア専門学校】 学内に国内最大級のクライミングウォール!学生が企画運営!クライミングイベント「ボルダリングDAY」を開催!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001333.000032951.html
■【国際自然環境アウトドア専門学校】「スポーツと健康づくりの拠点」であるほっとアリーナ妙高高原に対し、新規顧客層の開拓を目的とした新たなコンセプトとなる水中運動プログラムの企画・提案・運営を行いました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001139.000032951.html
国際自然環境アウトドア専門学校
Tel: 0255-82-4450
<NSGグループについて>
NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツや建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメント等の幅広い事業を展開する110法人で構成された企業グループです。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指して、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。
<NSGグループホームページ>