FWT QUALIFIER 中国で初開催!日本からジャッジを3名派遣、アジアのフリーライドを盛り上げる
今回のジャッジ派遣に関しては、Billy Bai氏が中国国内での初開催に伴い、白馬で行われたFWTの視察に訪れるなど兼ねてより情報交換を続けてきたFWT JAPAN事務局に「大会運営に関する相談」をしたことがきっかけとなり、FWTジャパンのアドバイザーでも有り、経験豊富なジャッジ小西隆文、橋本貴興、半田譲の3名を派遣することになりました。
大会は2023年12月27日~12月31日まで開催され、総勢106人の中国人フリーライダーが新疆アルタイ市のヘムジクプリンスキー場に集結しました。大会は無事に成功し、アジア圏でのフリーライドスキー、スノーボードの普及への貢献を果たしました。
■フリーライドの大会が中国・ヘムジクプリンスキー場で初開催
新疆アルタイ市のヘムジクプリンスキー場は、一般的な中国のスキー場のイメージとは異なり、山頂の標高が2800m、山麓が1400mであり、広大な天然雪の非圧雪斜面を滑ることが出来るスキー場です。 その特徴から北京や上海などの大都市から天然雪のスノーリゾートを求めて来る人に加え、地元のスキーヤー・スノーボーダーの間でも自然の地形を滑るフリーライドに高い関心を持つ人が多く訪れます。
■中国での初開催、アジアから世界へ
FWTは、1996年にスイスから始まった、世界で唯一かつ最大のフリーライドの国際大会です。日本国内では「日本の雪山の魅力をフリーライド競技を通じて世界に届け、安全管理システムなどスノーリゾートのレベルを世界水準に高める」ことを目標に、3人のメンバーにより2017年に白馬村に招致され、白馬を拠点に開催地を増やしてきました。今回、中国での開催により、日本だけでなく”アジア”から世界へチャレンジをするきっかけを提案できたと感じます。また、新疆アルタイ市のヘムジクプリンスキー場で行われた今回のFWT 2024 Altay Qualifierで女子スノーボード1位となったTingting Shi選手が、ワイルドカードを得て、1月29日~2月1日に開催される白馬大会への出場が決定しました。
■国内大会スケジュール
国内では4会場でFWT QUALIFIER、内2会場ではFWT JUNIORの開催が決定。計6大会を開催いたします。HAKUBA VALLEY(⻑野県白馬村)、LOTTE ARAI RESORT(新潟県妙高市)、舞子スノーリゾート(新潟県南魚沼市)の3会場に加え、新たに湯沢中里スノーリゾート(新潟県南魚沼郡) が加わり、4会場で大会が行われます。今年も、FWTとの入れ替え戦となるCALLENGERへの参戦を目指す、多くの日本人ライダーの活躍に期待が高まります。さらに、バックカントリーエリアで開催されるHAKUBA VALLEY(⻑野県白馬村)大会は世界でも数少ない4*の大会となり、白熱した戦いが世界から注目されています。
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⼤会名:2024 TOYO TIRES FWT MAIKO QUALIFIER 1* / JUNIOR 1*
⽇程:2024年1⽉20⽇(⼟)〜21⽇(⽇)
会場:舞⼦スノーリゾート(新潟県南⿂沼市)
主催:舞⼦スノーリゾート
Qualifier 1*は初めてのフリーライド大会出場に最適なコースで、一般開放もされるゲレンデ内のツリーランコースで開催。なおQualifier1*のエントリー受付は先着順。
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⼤会名:2024 TOYO TIRES FWT HAKUBA QUALIFIER 4*
⽇程:2024年1⽉29⽇(⽉)〜2⽉1⽇(⽊)
会場:HAKUBA VALLEY(⻑野県⽩⾺村)
主催:⽩⾺村観光局、株式会社Pioneerwork
FWT発祥のスイスなどのヨーロッパにも引けを取らない、白馬の壮大なアルパインエリアにて開催。世界でも数少ない4*の大会であることから、コースセッティングにも注目が集まる。開催前日までフェイスがわからないことから、選手の緊張感も他大会とは一線を画す。
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⼤会名:2024 TOYO TIRES FWT YUZAWA NAKAZATO QUALIFIER 2*
⽇程:2024年2⽉3⽇(⼟)〜2⽉4⽇(⽇)
会場:湯沢中⾥スノーリゾート(新潟県南⿂沼郡)
主催:湯沢中⾥スノーリゾート
今期より新たにに加わった会場。Qualifier 2*までは人工物の設置がレギュレーションとして認められており、ヒットポイントが複数設置されている。ライダーのコース選択に注目。
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⼤会名:2024 TOYO TIRES FWT ARAI QUALIFIER 3* / JUNIOR 3*
⽇程:2024年2⽉24⽇(⼟)〜2⽉26⽇(⽉)
会場:LOTTE ARAI RESORT(新潟県妙⾼市)
主催:LOTTE ARAI RESORT
豪雪地として有名な妙高市に所在する、日本の数あるスキーリゾートの中でも群を抜いた広大な滑走エリアが選手たちのアドレナリンを掻き立てる。天候やエリアコンディションの変化は、選手を悩ませる最大のポイント。
■Freeride World Tour(FWT)概要
FWTは1996年にスイスで第一回大会が行われ、その規模はフリーライドファンの増加と共に拡大。現在は世界で唯一最大のフリーライドの世界ツアーとなりました。(男女・スキー・スノーボード・予選・ジュニア合わせて5600人以上の選手が世界を転戦し、合計150大会が欧州・北米・南米・オセアニア・アジアで実施されています。) FWT JAPAN公式サイト:http://freerideworldtour.jp
【フリーライドスキー・スノーボードについて】
フリーライドは、ゲレンデ滑走だけでなく山の自然な地形を楽しむ新しいウィンタースポーツのスタイルで、世界及び日本でも人気が高まっています。特に日本の質の高い大量のパウダースノーは海外で「Japow(Japan + Powder Snow)」と呼ばれ、日本は最高のフリーライド体験が得られる国の一つとして国際的に認知されてきています。
■株式会社Pioneerwork概要
Pioneerworkは、自然のフィールドで行うスポーツを「アーススポーツ」と呼び、雪・山・川・海など世界で最もアーススポーツに適したフィールドを持つ国のひとつである日本の価値をアーススポーツの力で高めることをミッションとする会社です。
「人と自然を繋ぐ。アーススポーツで未来を創る。」
古来より、人と自然は共存することで豊かな文化を育んできました。
ところが今、人が自然とふれあう機会や手段は減りつづけています。
もっと豊かな文化を生み出すために、人と自然が共存する新しいカタチを創りたい。
私たちは、アーススポーツの発展を通してこれまでにない新たな文化を創造し、
自然を楽しむ人や、自然を守る人を増やし、人と自然を繋ぎ、持続可能な未来を創っていきます。
会社概要
設立:2019年11月
代表取締役社長:後藤 陽一
会社ウェブサイト:https://www.pioneerwork.co/
事業内容
<プラットフォーム事業>
アーススポーツコンテンツを繋ぐデジタルプラットフォームの構築事業
代表商品:アースホッパー ( https://www.hopper.earth/ )
<コンサルティング・マーケティング事業>
主に自治体や地域の事業者と、アーススポーツを活用して、自然を楽しむ、守る、繋ぐための様々なプロジェクトを進行中。海外の30を超えるアウトドアスポーツ専門メディアやリゾートとのネットワークを活用したインバウンドマーケティング支援。
日本におけるFreeride World Tourの運営。
お問い合わせ先:FWT運営事務局(株式会社Pioneerwork内 担当:中村) japan@freerideworldtour.com