予選を勝ち抜いての世界最高峰のフリーライド大会への出場決定!実力で参加資格を勝ち取った勝野天欄選手
■実力で勝ち進みFWT出場を決めた、勝野天欄選手
過去に4名の日本人選手が大会からの招待選手としてFWTに参戦をしているが、下位カテゴリ―より勝ち進み、自らの実力でFWT参加権を勝ち取ったのは勝野天欄選手が初めて。
ジュニア時代からFWT JUNIORに参戦。世界で活躍することを意識し、「自分の滑り」を追求していた勝野天欄選手。海外遠征を続けていく中で、日本の山では経験出来ないスケールの大きさに圧倒されながらも、出会った仲間に恵まれ、経験値を高めていった。その後、FWT QUALIFIERに参戦し始めると、世界で活躍するスキーヤーとともに攻めた滑りで会場を沸かした。参戦初年度はFWT CHALLENGERへ昇格したものの、FWTへの昇格は逃したが、確実に世界への階段を登っていった。『自分のスタイルを重視しているだけでは勝てない、そんな甘い世界ではない』と意識した彼は、2023年、FWT QUALIFIERでランキング10位に入り、FWT CHALLENGERへ昇格。「確実に勝ちに行く」滑りをしFWT CHALLENGERで、ランキング2位となり、2024年のFWTの切符を自らの手で勝ち取った。(https://www.freerideworldtour.com/riders/?discipline=ski-men)
大会への意気込み
「FWT24めちゃめちゃ楽しみです。今感じているこのワクワクした感じは、自分が16歳の時に初めてニュージーランドに行った時と同じワクワクです。それにジュニア時代に一緒に転戦していた仲間も同じステージにいます。『どんな感じなんだろう、どれくらいやれるんだろう』そんな感じです。とにかく楽しみです。」
プロフィール
2000年生まれ。北海道ニセコ町出身。幼い頃にスキーを始め、「フリーライド」の選手として活動中。フリーライドは、ライダーが地形と雪質を見ながら、自分で滑るラインを決める。「決まっているのはスタートとゴールだけ」の競技である。国内外で開催されているスキーの大会に出場。若手有望株のスキーヤーの一人。傍らで、エンジニアとしても活動している。今シーズンは自身初となるムービー「流離-Sasurai」を公開、地元北海道とニュージーランドで撮影した映像の「彼の滑り」は必見。
流離-Sasurai / https://youtu.be/-8gsg2YSmqI?si=GGBJyn8eq0Y5SnRa
Skiing by Tenra Katsuno / Film and edited by Tatsu
■Freeride World Tourに参戦するには
FWTの傘下に置かれるすべての大会は、4階層のピラミッド構造になっています。
FWT JUNIORは18歳未満のための大会で、有望な若手ライダーがスキルを磨き、グローバルランキング獲得への道を歩み始めるステージとして開催します。18歳以上のライダーはFWT QUALIFIERに出場し、良い成績を残したベストアスリートはFWT CHALLENGERに進み、前シーズンのFreeride World Tourで翌年のシード選手の基準順位に満たなかった選手との入れ替え戦に挑戦することができます。特に優秀な限られたアスリートは、すべてのカテゴリ―からピラミッドの頂点である、FWTに進むチャンスがあります。
それぞれの大会シリーズには独自のランキングがありますが、世界チャンピオンの称号が得られるのは、Freeride World Tourで優勝した選手のみとなります。
FWT QUALIFIERには1*〜4*の4つの大会レベルがあり、選手たちは各大会を転戦しながら、大会レベルと順位に応じてポイントを獲得していくことになります。ポイントを重ねる最大のチャンスである、4*の大会はフランス、スイス、オーストリア、そして日本の白馬で開催されます。
FWT CHALLENGERは、QUALIFIERを勝ち抜いた選手だけでなく、3月1日~7日で行われる第4戦ジョージアPRO(ジョージア)までの4大会で成績で上位約20人までが出場できる、フィーバーブルン(オーストリア)とヴェルビエ(スイス)で開催されるFWTファイナル進出を逃した選手とも対戦することになります。ヨーロッパと北米でそれぞれ3回ずつ計6大会開催され、2025年に世界のトップ選手と肩を並べる選手を決定します。世界中の約140名のアスリートが、FWT CHALLENGERへの出場資格を持ち、FWTでファイナル進出を逃した約20名と各地域のQUALIFIERの上位40〜60名を含む、約60〜75名が出場することになります。
各地域で開催される3つのFWT CHALLENGERのうち、選手のベストリザルト2つが最終ランキングに加算されます。各地域のスキー男子上位4名、スキー女子上位2名、スノーボード男子上位2名、スノーボード女子上位1名、合計18名が翌年FWT25の出場権を獲得します。
このピラミッドを明確にすることで、若手から主力選手まですべての選手が、頂点への道のりをクリアに理解してチャレンジできる仕組みとなりました。今回、日本人で初めてこのレギュレーションに沿ってFWTへの出場権を獲得したのが勝野天欄選手です。
■FWT大会スケジュール
FWTはヨーロッパとカナダで合計6大会開催される。勝野天欄選手は、すべての大会への出場を視野に入れているものの、全6戦のうち第1~4戦までの獲得ポイントによってはFWTのファイナルとなる、第5~6戦へ進むことができない。世界トップのフリーライダーが集う今大会で、勝野天欄選手のファイナル進出に期待が高まる。
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第1戦
大会名:2024 BAQUEIRA BERET PRO
開催国:SPAIN
日程:2024年1月27日~2月1日
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第2戦
大会名:2024 ORDINO ARCALÍS PRO
開催国:ANDORRA
日程:2024年2月1日~2月7日
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第3戦
大会名:2024 KICKING HORSE GOLDEN BC PRO
開催国:CANADA
日程:2024年2月14日~2月20日
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第4戦
大会名:2024 GEORHIA PRO
開催国:GEORGIA
日程:2024年3月1日~3月7日
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第5戦
大会名:2024 FIEBERBRUNN PRO
開催国:AUSTRIA
日程:2024年3月12~3月18日
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第6戦
大会名:2024 YETI XTREME VERBIER
開催国:SWITZERLAND
日程:2024年3月23日~3月31日
■国内大会スケジュール
国内では4会場でFWT QUALIFIER、内2会場ではFWT JUNIORの開催が決定。計6大会を開催いたします。HAKUBA VALLEY(⻑野県白馬村)、LOTTE ARAI RESORT(新潟県妙高市)、舞子スノーリゾート(新潟県南魚沼市)の3会場に加え、新たに湯沢中里スノーリゾート(新潟県南魚沼郡) が加わり、4会場で大会が行われます。今年も、FWTとの入れ替え戦となるCALLENGERへの参戦を目指す、多くの日本人ライダーの活躍に期待が高まります。さらに、バックカントリーエリアで開催されるHAKUBA VALLEY(⻑野県白馬村)大会は世界でも数少ない4*の大会となり、白熱した戦いが世界から注目されています。
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⼤会名:2024 TOYO TIRES FWT MAIKO QUALIFIER 1* / JUNIOR 1*
⽇程:2024年1⽉20⽇(⼟)〜21⽇(⽇)
会場:舞⼦スノーリゾート(新潟県南⿂沼市)
主催:舞⼦スノーリゾート
Qualifier 1*は初めてのフリーライド大会出場に適任なコースで、一般開放もされるゲレンデ内のツリーランコースで開催。なおQualifier1*のエントリー受付は先着順。
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⼤会名:2024 TOYO TIRES FWT HAKUBA QUALIFIER 4*
⽇程:2024年1⽉29⽇(⽉)〜2⽉1⽇(⽊)
会場:HAKUBA VALLEY(⻑野県⽩⾺村)
主催:⽩⾺村観光局、株式会社Pioneerwork
FWT発祥のスイスなどのヨーロッパにも引けを取らない、白馬の壮大なアルパインエリアにて開催。世界でも数少ない4*の大会であることから、コースセッティングにも注目が集まる。開催前日までフェイスがわからないことから、選手の緊張感も他大会とは一線を画す。
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⼤会名:2024 TOYO TIRES FWT YUZAWA NAKAZATO QUALIFIER 2*
⽇程:2024年2⽉3⽇(⼟)〜2⽉4⽇(⽇)
会場:湯沢中⾥スノーリゾート(新潟県南⿂沼郡)
主催:湯沢中⾥スノーリゾート
今期より新たにに加わった会場。Qualifier 2*まで人工物の設置がレギュレーションとして認められており、ヒットポイントが複数設置されている。ライダーのコース選択に注目。
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⼤会名:2024 TOYO TIRES FWT ARAI QUALIFIER 3* / JUNIOR 3*
⽇程:2024年2⽉24⽇(⼟)〜2⽉26⽇(⽉)
会場:LOTTE ARAI RESORT(新潟県妙⾼市)
主催:LOTTE ARAI RESORT
豪雪地として有名な妙高市に所在する、日本の数あるスキーリゾートの中でも群を抜いた広大な滑走エリアが選手たちのアドレナリンを掻き立てる。天候やエリアコンディションの変化は、選手を悩ませる最大のポイント。
■Freeride World Tour(FWT)概要
FWTは1996年にスイスで第一回大会が行われ、その規模はフリーライドファンの増加と共に拡大。現在は世界で唯一最大のフリーライドの世界ツアーとなりました。(男女・スキー・スノーボード・予選・ジュニア合わせて5600人以上の選手が世界を転戦し、合計150大会が欧州・北米・南米・オセアニア・アジアで実施されています。) FWT JAPAN公式サイト:http://freerideworldtour.jp
【フリーライドスキー・スノーボードについて】
フリーライドは、ゲレンデ滑走だけでなく山の自然な地形を楽しむ新しいウィンタースポーツのスタイルで、世界及び日本でも人気が高まっています。特に日本の質の高い大量のパウダースノーは海外で「Japow(Japan + Powder Snow)」と呼ばれ、日本は最高のフリーライド体験が得られる国の一つとして国際的に認知されてきています。
■株式会社Pioneerwork概要
Pioneerworkは、自然のフィールドで行うスポーツを「アーススポーツ」と呼び、雪・山・川・海など世界で最もアーススポーツに適したフィールドを持つ国のひとつである日本の価値をアーススポーツの力で高めることをミッションとする会社です。
「人と自然を繋ぐ。アーススポーツで未来を創る。」
古来より、人と自然は共存することで豊かな文化を育んできました。
ところが今、人が自然とふれあう機会や手段は減りつづけています。
もっと豊かな文化を生み出すために、人と自然が共存する新しいカタチを創りたい。
私たちは、アーススポーツの発展を通してこれまでにない新たな文化を創造し、
自然を楽しむ人や、自然を守る人を増やし、人と自然を繋ぎ、持続可能な未来を創っていきます。
会社概要
設立:2019年11月
代表取締役社長:後藤 陽一
会社ウェブサイト:https://www.pioneerwork.co/
事業内容
<プラットフォーム事業>
アーススポーツコンテンツを繋ぐデジタルプラットフォームの構築事業
代表商品:アースホッパー ( https://www.hopper.earth/ )
<コンサルティング・マーケティング事業>
主に自治体や地域の事業者と、アーススポーツを活用して、自然を楽しむ、守る、繋ぐための様々なプロジェクトを進行中。海外の30を超えるアウトドアスポーツ専門メディアやリゾートとのネットワークを活用したインバウンドマーケティング支援。
日本におけるFreeride World Tourの運営。
お問い合わせ先:FWT運営事務局(株式会社Pioneerwork内 担当:中村) japan@freerideworldtour.com