~「油山市民の森」と「油山牧場」がひとつになって新たに生まれ変わります~
近年、地球環境の変化やデジタル化社会のストレスにより、ポートランドやシアトルのような自然と共に暮らすライフスタイルを実現できる都市が注目されています。
立地、環境、経済状況などすべての面で、日本でも有数の地方都市である福岡には、そうした世界的な「自然共生都市」として、持続可能な世界が求められるこれからの時代に向け、さらに大きく発展できるポテンシャルがあります。
ABURAYAMA FUKUOKA(アブラヤマ フクオカ)。
福岡の南部に広がり中心市街地から車で30分のところにある、豊かな自然と、都市を見渡す眺望を持つ油山。
この魅力をさらに進化させ、福岡を「人と都市と自然の共生するまち」として世界に発信するために、市民に親しまれてきた「油山市民の森」と「油山牧場」がひとつになって新たに生まれ変わります。
コンセプトスローガンは、「BACK TO NATURE」
食・キャンプ・宿泊施設・アスレチック・建築・アート・オフィス・サウナ・農園…。
自然と触れ合うだけでなく、「暮らす・遊ぶ・働く・学ぶ・整う・感じる」というさまざまな体験を通して、こころとからだに刺激や感動を与え、人間本来のあるべき姿に戻っていく。
ここを目指して、世界中から人々が集まってくる。
次代に向け、そんな新しいプロジェクトが、いま、福岡 油山から始まります。
■施設名称
ABURAYAMA FUKUOKA (アブラヤマ フクオカ)
■施設ロゴマーク
<施設名称・ロゴマークに込めた思い>
これまで福岡市民に親しまれてきた「油山」に「福岡」という地名をローマ字表記で入れることで、「福岡から世界へ発信していく」という意味を込めるとともに、国内、海外からも憧れられる豊かな国際都市・福岡のプレゼンス向上を狙います。
※ABY=ABURAYAMA
BNF=BACK to NATURE FUKUOKAの頭文字を組合せています。
■クリエイティブディレクション(トータルプロデュース・ブランディング)
佐藤可士和(SAMURAI)
グローバル社会に新しい視点を提示する、日本を代表するクリエーター。
主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループ、セブン-イレブン・ジャパン、今治タオルのブランドクリエイティブディレクション、ふじようちえん、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュースなど。文化庁・文化交流使としても活動し、日本の優れた文化、技術、コンテンツ、商品などを海外に広く発信していくことにも注力。
当事業では施設名称「ABURAYAMA FUKUOKA」のネーミング、ロゴデザインをはじめ、施設全体のプロデュース・ブランディングを担当。
■建築/サービスデザイン・監修
谷尻誠(DAICHI、SUPPOSE DESIGN OFFICE)
DAICHI創業者、SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 代表取締役
1974年 広島生まれ。2000年、建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE設立。2014年より吉田愛と共同主宰。広島・東京2ヶ所を拠点とし、インテリアから住宅、複合施設まで国内外合わせ多数のプロジェクトを手がける傍ら、穴吹デザイン専門学校特任講師、広島女学院大学客員教授、大阪芸術大学准教授なども勤める。近年「絶景不動産」「tecture」「社外取締役」「toha」「DAICHI」「yado」をはじめとする多分野で開業、事業と設計をブリッジさせて活動している。
当事業では自身も自然やアウトドアライフを愛する視点で、建物、宿泊施設、広場、サウナ、サインなどサービスデザインから考え抜き建築内装デザイン・監修を担当。
- 「ABURAYAMA FUKUOKA」の施設・サービスについて
~ 2023.4.27開業 施設・サービス ~
◆Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield (キャンプ場)
日本のアウトドアブランド「スノーピーク」が企画運営し、福岡の街並みや夜景を一望でき、都心部から車で約30分と街から最も近いキャンプフィールドです。スマホで予約決済し受付レスでチェックイン・アウトでき、気軽にキャンプを楽しんでいただけます。
様々なキャンプスタイルを楽しんでいただけるよう、フリーサイト(25サイト)、区画電源オートサイト(25サイト)、ソロキャンプサイト(15サイト)、ドッグランサイト(5サイト)、ドッグランコテージ(2棟)をご用意いたします。またキャンプ道具をお持ちでない方も手ぶらで気軽にキャンプを体験いただけるようレンタルサービスも行います。(※ドッグランサイト、ドッグランコテージは2024年春開業)
◆森のバーベキュー
市民の森バーベキュー場が、最大約200人がご利用できるバーベキュー場として新たに生まれ変わります。
ご自身で道具や食材を持ち込んでリーズナブルに楽しむもよし、気軽に手ぶらで来て楽しむもよし。道具のレンタルや、油山の農園で採れた野菜や人気焼肉店ヌルボンの博多和牛バーベキューセットなどご用意しています。
そばを流れる小川のせせらぎを聞きながら、日常の喧噪から離れ、ご家族やカップル、グループで、四季ごとの表情がある豊かな森のデイキャンプをお楽しみください。
◆森の農園
街並みを一望できる約4,300㎡の広さの農園で、野菜づくりや収穫体験を楽しんでいただけます。
自然環境に配慮し、店で出る生ゴミや家畜の糞尿をコンポストとして畑へ還し、畑でできた野菜の販売や、レストランの食材に使い食の循環を推進します。全国の遊休地や耕作放棄地を農地に蘇えらせ、農業の社会課題の解決を目指すベンチャー企業のアグリメディアが運営。
◆「シェア畑」(貸農園)
シェア畑は、お子さまからシニアの方々まで、気軽に手ぶらで自分の畑を持て、野菜づくりを楽しめる貸農園です。自分で育てた野菜の味は格別。経験豊富な菜園アドバイザーが、丁寧に面白く野菜の育て方をお教えします。
◆「四時農場」(体験型観光農園)
四時(しいじ)は、朝・昼・夕・夜と移ろう四つの時間帯や春夏秋冬と様々な表情を見せる季節をあらわす言葉。季節ごとの油山の景色の中で、その季節の旬な野菜の収穫体験を楽しんでいただく体験型観光農園です。自分で採った野菜をその場で調理でき、石窯で焼くピザ作り体験もできます。
◆乗馬体験
乗馬体験エリアが、新しくできたキャンプエリアに隣接する場所へ移転します。キャンプも楽しめ馬ともふれあうことができ油山ならではの体験価値です。引き馬での乗馬体験は、4才以上のお子さまから体験できます。(毎日開催/馬場)
◆搾乳体験
お子さま連れに大人気の搾乳体験。4才以上のお子さまから参加でき、牛のお乳を直接触ってミルクを出す体験をご家族でお楽しみください。(毎日開催/搾乳牛舎)
◆動物ふれあい体験
ふれあい家畜舎では、羊、ヤギなどにエサを与えることもでき、動物と直接ふれあう体験ができます。(毎日開催)
~ ショップ・レストラン・カフェ ~
◆Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA (アウトドア)
キャンプを中心に、自然指向のライフバリューを提案
1958年新潟県三条市に創業。高品質で機能的なキャンプ用品や、「HOME⇌CAMP」をコンセプトとしたアパレルを取り揃え、スノーピークが追求する「自然指向のライフバリュー」を提案いたします。店内ではワークショップやイベントも開催。当店限定のアイテムもご用意しております。テント等の設営講習や修理の受付も随時承っておりますので、スタッフまでお気軽にご相談ください。テントやキャンプ道具のレンタルサービスも行います。
◆Restaurant Sola (農園併設レストラン)
フランス・日本でミシュランガイドの星を獲得してきた吉武シェフの新しい試みとなる農園を併設したレストラン。「本当の意味での『贅沢』とは何なのか?」をテーマとし、福岡の街を一望できる絶好のロケーションで、油山の農園で育てた食材を使い、シェフがこれまで経験してきた世界の食文化をよりカジュアルにお楽しみいただけます。店舗で出た生ゴミはコンポストとして堆肥にし、併設する農園の肥料として還元し「食の循環」にも取り組みます。
◆スターバックスコーヒー(カフェ)
アメリカ シアトル生れのスペシャルティ コーヒーストア。「スターバックス ラテ」をはじめとするエスプレッソドリンクやデザート感あふれるフラペチーノ®、ティーなど、バリエーション豊かなドリンクやペストリー、サンドイッチをお楽しみいただけます。一杯のコーヒーを通じて、人と人とのつながりと心あたたまるひとときを提供しています。油山の自然と融合する地域産材を活用した店舗デザインや、コーヒー豆かすの堆肥化など自然環境への取り組みも行っていきます。
◆CHEESE STAND (チーズ・カフェ)
「街に出来たてのチーズを」をコンセプトに、毎日チーズを手作りしています。保存料などの添加物は一切不使用。自然と食をカラダで感じていただけるよう、油山牧場でとれた新鮮なミルクからつくられた出来たてのチーズの美味しさを、日常の食卓にお届けします。東京外初の店舗となる油山のお店では、チーズ工房も併設し製造工程もご覧いただけます。
~ 2023年夏~2024春 開業予定の施設・サービス ~
◆森のオフィス 「Q-Nature」 (シェアオフィス) (※2023年夏開業)
2023年夏に、JR九州が展開するシェアオフィス「Q」のシリーズとして、森のオフィス「Q-Nature」がオープン。市民の森 旧管理棟2Fをフルリノベーションした森の中に緑あふれるシェアオフィスです。個室ブースや会議室も完備し、個人でもグループでご利用いただけます。ポータブル電源・Wi-Fiのレンタルもあり、屋外でも仕事ができ、森の中を流れる川のせせらぎや滝のそば、鳥のさえずりや風を感じる樹々の中など、都心のオフィスでは体験できない、油山全体が心地よい贅沢なワークプレイスとなります。また、キャンプや宿泊施設、自然体験と掛け合わせた企業研修や「ワーケーションキャンプ(仕事×観光・遊び)」としても活用いただけます。都心と自然が近い福岡だからこそできる、ウェルビーイング時代の新しくクリエイティブで豊かなワークスタイルをご提案します。
◆クロスオレンジ (アウトドア)(2023年夏開業予定)
福岡県筑紫野市のアウトドアショップ「CROSS ORANGE(クロスオレンジ)」が油山に新ショップをオープン。
2015年に「あまり知られていないキャンプ用品を広めるショップを作りたい」との思いから開業。最新アイテムからビンテージアイテムまで豊富に揃えており、ワークショップや講習会、イベント出店など精力的に活動。雑誌やラジオなど各メディアで取り上げられ、全国のアウトドアファンも注目する人気ショップです。
◆フォレストアドベンチャー (自然共生型アウトドアパーク)(※2023年秋開業)
フォレストアドベンチャーは自然共生型アウトドアパーク。地形を最大限に活かしたジップトリップコースと九州のフォレストアドベンチャーでは初となるネットコースが登場。ジップトリップコースでは最長100mを越える空中散歩が体験できます。ネットコースでは地上3m〜8mの樹間を自由自在に遊び回る事ができ、ネット内に張り巡らされた様々なアクティビティに挑戦できます。お子さまも大人も存分に楽しめる森のアクティビティです。
◆トレイルアドベンチャー (MTBトレイル) (※2023年秋開業)
トレイルアドベンチャーは森の中に配した“多目的フロートレイル”で、滑らかな土の路面が、うねるように続くコースをMTBバイクで滑走するアクティビティです。ほぼすべてのコーナーはバームと呼ばれる半ボール形状になっており、ボールが転がっていくように、上下左右にうねりながら走っていく3次元的浮遊感が楽しめます。油山の地形の特性を活かしたトレイルコースの難易度はやや高く、トレイルアドベンチャーでは初のブラックコース、連続ジャンプセクションもあり、中・上級者にも満足いただけるワイルドなトレイルコースです。
◆Snow Peak YAKEI SUITE (宿泊施設) (※2024年春開業)
2024年春、スノーピークがプロデュースする極上の宿泊施設エリア「Snow Peak YAKEI SUITE」が誕生します。
眼下に福岡の街並みと夜景が広がるエリアに、ヴィラ(2棟)・コテージ(5棟)・テント(10棟)の3タイプの宿泊棟を設け、自然の中での贅沢で豊かな極上の宿泊体験ができます。各タイプとも室内と外がシームレスになったリビング空間で自然の風やアウトドアの心地よさを感じながらゆっくりと滞在していただけます。ヴィラとコテージには各部屋に専用のサウナ・水風呂も設置し、開放的なアウトドア空間で景色を眺めながら心も身体も整えることができます。共用の焚火ラウンジでは、夜景と星空を眺め焚火を囲みながらお酒を楽しんでいただき、自然の中にいる非日常空間をお楽しみください。設計デザインは、国内、海外で斬新なデザインでさまざまなプロジェクトを手掛ける建築家・谷尻誠氏。油山の自然や景観、環境に溶け込むデザインと、自然を満喫でき、唯一無二の贅沢なアウトドア体験を楽しめる宿泊施設です。
- 自然環境への取り組み
「循環型社会」や「持続可能な社会」の実現を目指し、「BACK TO NATURE」のコンセプトの下、「人と都市と自然の共生」をテーマに持続可能な森づくりに取り組みます。
再生可能エネルギー「ハチドリ電力」を導入し、事業全体1年間でCO2削減量約830t、植林効果60,000本分を見込んでいます。また同電力を通じ、電気料金の2%を自然エネルギー発電所新設、自然保護団体の支援(森の保全、植林、森林教育等)に充てていきます。
また、市民や利用者と共に油山の自然を守り育てるため「油山自然環境保護基金」を創設し、登山アプリのYAMAPなどとともに植樹体験や登山道の整備、コンポストなど市民も楽しみながら共創参加できる自然環境を守る活動や、福岡の地域産木材を施設や店舗の内外装へ活用するなど、「循環型社会」を目指し、地球にやさしい取り組みを積極的に行っていきます。
- ABURAYAMA FUKUOKA (複合体験型アウトドア施設)
〇施設名称
ABURAYAMA FUKUOKA(アブラヤマ フクオカ)
〇敷地面積
約140ha (事業・指定管理対象エリア) (※福岡PayPayドーム約20個分)
〇おもな事業
【2023年4月27日開業】
キャンプ場(※1)、バーベキュー場、森の農園(貸農園、体験型観光農園)、レストラン、カフェ、
アウトドアショップ、森のキオスク
(※1)「Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield」 (キャンプ場)
フリーサイト(25サイト)、区画電源オートサイト(25サイト)、ソロキャンプサイト(15サイト)、
ドッグランサイト(5サイト ※2024年春開業)、ドッグランコテージ(2棟 ※2024年春開業)
※4月4日午後12時より、キャンプフィールド予約開始(ドッグランサイト・コテージ除く)
(予約) https://go-snowpeak.reservation.jp/hotels/sp-aburayama/
【2023年夏~秋 開業予定】
森のオフィス、ボタニカルカフェ、アウトドアショップ、フォレストアドベンチャー(自然共生型パーク)、トレイルアドベンチャー(MTBトレイル)
【2024年春 開業予定】
宿泊施設(ヴィラ、コテージ、テント棟)(※2)
(※2)「Snow Peak YAKEI SUITE」 (宿泊施設)
ヴィラ(2棟)、コテージ(5棟)、テント(10棟)、焚火ラウンジ、受付棟
〇事業運営
JR九州、JR九州リージョナルデザイン
〇指定管理
JR九州、JR九州リージョナルデザイン、スノーピーク、YAMAP、ローカルデベロップメントラボ
〇設計
環・設計工房、三宅唯弘建築設計事務所
〇施工
北洋建設、クレアプランニング
〇全体監修
DAICHI
〇デザイン設計監修
SUPPOSE DESIGN OFFICE
〇トータルプロデュース・ブランディング
SAMURAI 佐藤可士和