~「浜通り地域等15市町村の広域マーケティング事業」の第一弾企画~
CCCMKホールディングス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:髙橋誉則、以下「CCCMKHD」)と、一般社団法人HAMADOORI13(所在地:福島県いわき市)は、福島県浜通りの今後の移住に繋がる裾野拡大と地域での需要拡大を視野に、福島県浜通りの交流人口拡大を推進していく「浜通り地域等15市町村の広域マーケティング事業」の第一弾企画として、2023年3月18日(土)に福島県田村市の「グリーンパーク都路(みやこじ)」でアウトドアダイニングイベント「HAMA-SAKE DINING in 福島県浜通り」(https://hamadoori13.or.jp/2)を開催いたします。冬キャンプを実施したい方や浜通りで「酒・グルメ」に携わる生産者の思いに触れたい方などに向け、本日より先着での参加申し込みを開始いたします。
アウトドアダイニングイベント「HAMA-SAKE DINING in 福島県浜通り」は、地元フレンチシェフが福島県浜通りの地域の食材をもとにコース料理を提供し、地域のクラフトビールや日本酒などのお酒とともに生産者の方々と語り合う食事を楽しんでいただいた後、会場である「グリーンパーク都路」内オートキャンプ場で大自然の中でのアウトドアを満喫していただくイベントです。CCCMKHDとHAMADOORI31は、このイベントを通じて、福島県内外の方々に、浜通りで挑戦を続ける「人」と会い、彼らとの対話を通して五感で浜通りの今を感じていただくことで、交流の輪を広げる機会を目指します。
福島県浜通り等15市町村では、2011年3月の東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故により、当時の警戒区域および計画的避難区域と中心に、住民の方々はそれまでの生業を残し地域を離れることを余儀なくされました。その後の環境再生による復興の取り組みにより避難指示解除は順次進んでいますが、住民の生業が震災前と同じに戻ったとは言えない状況が続いています。
そのような中で、災害を乗り越えて、人々の健康に最も重要な「食」を通じて、地域を元気にしたい一心で活動されている方々がいます。そのような生産者の方々がゼロからリスタートして一生懸命に続けてきた取り組みは近年で着実に注目を集めるようになっています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、それまでの生活様式が一変して3年が経ちました。その後のコロナ禍は、人々の価値基準を物的な豊かさから内的な豊かさへパラダイムシフトさせる上で大きな転換点になりました。
本イベントでは福島県浜通りで活躍される生産者の皆さんの中から、いわき市でトマトの6次産業化に取り組む元木寛氏、相馬市で食育にも取り組みながら農園を営む菊地将兵氏、国内流通の約1%しかない「国産羊肉」のブランド化を葛尾村で取り組む吉田健氏(食材提供のみ)、田村市産のホップだけを利用したクラフトビールと公共施設「グリーンパーク都路」を手掛ける田村市の本間誠氏、葛尾村で農業体験や特産品の6次産業化など多岐にわたる取り組みを展開する下枝浩徳氏、そしてホップを使った花酛(はなもと)の製法による日本酒づくりに取り組む南相馬市の佐藤みずき氏にご協力をいただきました。また、現在「グリーンパーク都路」のオートキャンプ場は冬季休業のところ、イベント開催の主旨にご賛同いただき、イベント当日は特別運営として実施いたします。
- 【「HAMA-SAKE DINING in 福島県浜通り」の概要】
■名 称:HAMA-SAKE DINING in 福島県浜通り
■日 時:3月18日(土)12時〜15時
■会 場:グリーンパーク都路(福島県田村市都路町岩井沢北向185-6)
■主 催:CCCMKホールディングス(株)、(一社)HAMADOORI13
■定 員:20名(個人参加やグループ参加も可能です)
■申 込:https://hamadoori13.or.jp/2
■締 切:2023年3月13日(月)12時まで(先着順)
■参加費:ご参加費:10,000円(税込)/人
■内 容:コース料理+フリードリンク(アルコール提供)。また以下のオプションをご選択いただくことが可能です。
(1)当日のJR郡山駅発着の無料シャトルバス(日帰りの方用)
(2)オートキャンプ場での宿泊(無料利用:4組限定)
(3)ロッジでの宿泊(宿泊費別途:3組限定)
■プログラム:
– 10時15分:シャトルバスJR郡山駅集合
– 11時〜12時:受付・案内
– 12時〜12時30分:「ホップジャパン」ブルワリー見学(ローカルサステナビリティ)
– 12時30分〜15時:アウトドアダイニング
– 15時〜16時(シャトルバス)JR郡山駅行き
<宿泊者向け>
– 15時〜18時:フリータイム
– 18時〜20時:焚き火&BBQ
- 【会場のグリーンパーク都路について】
会場の「グリーンパーク都路」は、福島県田村市の所有する公共施設であり、2021年4月から株式会社ホップジャパンが中心となって指定管理者として運営しています。ホップジャパンはグリーンパーク都路内の施設を改修し「緑とホップの風が感じられるブルワリー」をコンセプトとしたクラフトビール醸造に取り組んでいます。ローカルサステナビリティをテーマに、田村市産のホップだけを使用し、醸造過程で発生するホップ粕などはホップ栽培の肥料や畜産農家の資料として活用するなど、ブルワリーを中心とした循環型エコシステムの構築に取り組んでいます。今回のイベントのテーマである「浜通りの生産者の“挑戦”」のフィールドであり、今回の会場に設定しました。
- 【ご協力いただいた生産者の皆さまについて】
<食>
■元木寛氏(いわき市):株式会社ワンダーファーム代表。震災後の2013年に、それまで生産していたトマトの6次産業化を目指して「ワンダーファーム」を設立。地元児童向けの食育支援やマルシェの開催など、幅広い取組により地域の活性化を目指す。
■菊地将兵氏(相馬市):首都圏でホームレス支援の活動などに取り組んだ後、本格的に農業を志して全国の農園でノウハウを習得。震災後に相馬市に戻り大野村農園を設立。食育等にも取り組みながら、原風景を将来に繋ぐことを目指す。
■吉田健氏(葛尾村):株式会社牛屋代表。震災前は家業であった牛を中心とした畜産業に従事。2016年に独立してゼロから畜産に挑戦。国内流通の約1%しかない「国産羊肉」のブランド化により、村内での産業創出を目指す。
<酒>
■本間誠氏(田村市):株式会社ホップジャパン代表。震災後により休眠状態となっていた公共施設「グリーンパーク都路」にブルワリーを開設。田村市産のホップだけを利用するなど、ローカルサステナビリティを体感できる施設を目指す。
■下枝浩徳氏(葛尾村):震災後の2012年に葛力創造舎を創設。2016年の避難指示解除後に、農業体験や特産品の6次産業化などに多岐にわたる取組を展開。持続可能で人々が幸せに暮らせる仕組みづくりを行う。
■佐藤みずき氏(南相馬市):haccoba.inc。民家をリノベーションした酒蔵で、ホップを使った花酛(はなもと)の製法による日本酒づくりに取り組む。震災で一時期は誰もいなくなった地域で酒蔵を中心に地域コミュニティの創出を目指す。