水曜日, 10月 8, 2025
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日本山岳会、令和7年度前期「海外登山助成金」助成対象2隊を決定

未知への挑戦と登山文化の継承を目指すユニークな計画を支援

公益社団法人日本山岳会(所在地:東京・市ヶ谷、会長:橋本しをり)は、登山界の活性化を目的とし、すぐれた海外登山計画に対する「海外登山基金」による助成を年2回実施しています。当助成は、困難を求める挑戦、オリジナリティ溢れる発想、斬新な切り口、独自のテーマなど、ユニークな登山計画を広く支援するものです(会員資格の有無は不問)。

このたび、令和7年度前期海外登山助成金について、海外登山助成委員会による厳正な審議と理事会の承認を経て、以下の2隊への助成を決定いたしました。

1. 沢極儷(さわごくれい)

・行先 ニュージーランド 南アルプス山脈 ハースト川流域の沢

・期間 2025年12月26日~2026年1月6日

・メンバー 丸山 智朗、丸山 舞 

・テーマ・評価点 氷雪により削られた峻嶮な渓谷が多いニュージーランドでの、前例が極めて少ない沢登りという未知への探求心を評価。特に、未記録のハースト川流域で、落差400mの大スラブ滝や深いゴルジュを持つ渓谷に挑む行動力を支持。日本発祥の「沢登り」文化を現地に広める交流を目指す点も評価されました。

丸山 智朗と丸山舞

2. 立教大学体育会山岳部 ピサンピーク隊2025

・行先 ネパール・アンナプルナ山群 ピサンピーク(6091m)

・期間 2025年10月3日~10月25日

・メンバー 堀川 奈々子(隊長)、関根 完史、武井 樹、門倉 樂、佐藤 仁美

・テーマ・評価点 目標の山はポピュラーなルートですが、企画立案・遂行のすべてを現役山岳部員のみで行うこと、およびこの取り組みを次世代へ引き継ぎ継続していく意思を高く評価。大学山岳部の活動縮小が懸念される中、「自分たちの取り組みを通じて、他大学へも波及させ、大学山岳部全体を盛り上げたい」という意気込みを支持します。

ピサンピーク隊2025

《今後の活動について》

助成決定した2隊は、それぞれのSNSアカウントを通じて、登山活動の準備から遠征中の様子、帰国後の報告までを積極的に発信していく予定です。彼らの未知への探求や、登山文化の継承・活性化を目指す取り組みにご注目ください。

【各隊のSNSアカウント】

沢極儷

たもしま/@tamoshima4 https://x.com/tamoshima4
たな/@SAWA_alk https://x.com/SAWA_alk

立教大学体育会山岳部

立教大学体育会山岳部/@rikkyoalpinism https://x.com/rikkyoalpinism

立教大学体育会山岳部/@rikkyoalpinism  https://www.instagram.com/rikkyoalpinism/

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