木曜日, 9月 11, 2025
ホームイベント中国の自然を舞台に中国の親子を対象とした自然教育プロジェクトを実現

中国の自然を舞台に中国の親子を対象とした自然教育プロジェクトを実現

~中国の教育課題に、日本の専門学校とキャンプメーカーが産学連携で挑戦~

〜「双減」政策の中で、日本式の自然教育を中国の子どもたちへ〜

NSGグループの自然と人の関係性を探求する、学校法人国際総合学園 国際自然環境アウトドア専門学校(所在地:新潟県妙高市、以下「i-nac」)と、アウトドアブランド「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)」(新潟県三条市)および「村の鍛冶屋」(株式会社山谷産業、新潟県三条市)は、2025年8月19日〜24日に、中国・甘粛省 祁連山脈 氷溝河と民勤砂漠を拠点に「中国キッズキャンプ」を初開催しました。中国で進む「双減」政策(宿題・塾負担軽減)のもと、子どもの非認知能力を育む教育が注目される中、日本の自然教育ノウハウと高品質なキャンプギアを組み合わせた産学連携の取り組みです。企画・運営は花水木合同会社(長野県信濃町)と協働することで、今回の中国プロジェクトが実現しました。

■背景

 ・中国では「双減」政策により、補習や学習塾が制限され、家庭教育の方向性が「アート・スポーツ・自然体験」へとシフトしています。

・i-nac(新潟県妙高市)は20年以上にわたり日本国内で自然教育・アウトドア教育を実践。中国でも「日本式の自然教育」を提供する試みとして、花水木合同会社(長野県信濃町)を事業パート
ナーとして共催しました。

・協賛として国内アウトドアメーカー2社(いずれも新潟県三条市)からキャンプ用品をご提供いただき、初めてのキャンプ体験を支える「安心・安全・快適な野外環境」を実現することができました。

・i-nacでは近年中国人留学生が増加傾向にあり、在籍する中国人学生のインターンシップとして、日頃の学びのアウトプット、職業観育成の機会とすることができました。

キャプテンスタッグのツールームロッジで、大家族のような団欒の時間

 

村の鍛冶屋ホットサンドメーカーで朝食も自炊に挑戦

■取り組み概要

 実施期間:2025年8月19日〜24日(6日間)

開催地:中国・甘粛省 蘭州〜民勤砂漠エリア、祁連山脈 氷溝河エリア

参加者:子ども(7〜16歳)と保護者 計十数名(上海など都市部在住者中心)

 

■日程別プログラム概要

1日目(集合・アイスブレイク・川遊び体験)

・蘭州中川国際空港に集合、オリエンテーション

・バス移動中のアイスブレイク(自己紹介・ゲーム)

・氷溝河での川遊び体験(子どもは徐々に水に慣れ、保護者も童心に返って参加)

・チベット文化を感じる宿舎での夕食、交流会

 

2日目(ハイキング・流しそうめん・日本式野遊び)

・氷溝河周辺の自然観察ハイキング(往復3km、植物・動物の観察)

・公園での遊具体験、石を使ったアート展示見学

・昼食は日本式「流しそうめん」、火起こし体験、地元牛のバーベキュー

・午後は、雨天プログラム(屋内広場で水風船遊びや自由遊び)

・夜は保護者との対話(振り返り、日本の自然教育に関する意見交換)と交流会

 

3日目(トレッキングチャレンジ、チベット文化体験)

・出発前に参加者自身で日本式おにぎり弁当作り

・祁連山脈・氷溝河景区でのトレッキング(標高約2,400m~4,000m)

・高校生を含むチーム:氷河湖(標高4,008m)を目指す30kmコース

・小学生(7~9歳)+保護者チーム:10kmチャレンジコース(~標高3,150m)

・夕食後、キャンプファイヤー、チベット民族舞踊体験

 

4日目(砂漠キャンプ、砂漠遊び、夕日・星空観察、野外調理)

・民勤砂漠へ移動、砂漠活動の安全講習

・イチジク収穫体験

・野外調理チャレンジ(日本式カレーライス) *提供された日本製カトラリー使用

・テント設営、シェルターを活用した全体夕食 *提供された幕体を使用

・夕食後、サンセット観察、星空・銀河観察、花火、砂丘遊び

 

5日目(朝食づくり、日本式野遊び、ホテル移動)

・中国式おかゆ&日本式ホットサンド作り(保護者と協力)*提供されたホットサンドメーカー使用

・竹馬作り・遊び、スイカ割りで親子遊び、生き物採集・観察(トカゲほか)

・砂漠から武威市に移動、ホテル宿泊

 

6日目(文化・歴史体験、解散)

・武威市博物館(中国国家1級博物館)の見学

・武威市雷台漢文化博物館の見学

・昼食は武威市名物「牛肉麺」、蘭州中川国際空港にバス移動し解散

・バス車中で「感情カード」を用いた振り返りを実施

■参加者の声

子どもたちの声

・「楽しかったから、まだやりたい。次も来たい」

・「星空が一番印象に残った。銀河がはっきり見えてすごかった」

・「トカゲを捕まえたのが忘れられない。友だちと一緒に探して楽しかった」

・「流しそうめんをするのが面白かった。ずっと前に並んで待っていた」

・「山登りは大変だったけど、最後まで歩き切れてうれしい」

・「川遊びで冷たい水に入って遊んだのが楽しかった。最初は怖かったけど慣れてきて平気になった」

・「焚き火で火をおこしたのが楽しかった。自分でできたからうれしかった」

 

保護者の声

・「日本の先生が子どもと同じ目線で話してくれる姿に感動しました。しゃがんで話す、必ず笑顔で応える、その丁寧さに学びました」

・自然の中で、子どもが最後まで挑戦する姿を見て誇らしかった。普段の都市生活では見られない一面でした」

・「夜遅くまで日本の先生が星空を一緒に見てくれたことに感動しました。翌朝の日の出にも同行してくれて、責任感と熱意を強く感じました」

・「流しそうめんや竹馬づくりなど、日本独自の遊びを体験できて親子ともに新鮮でした」

・「星空の下でキャンプファイヤーを囲み、民族衣装を着て踊ったことは一生の思い出になりました」

・「花水木合同会社と専門学校の先生方には本当に感謝しています。次回もぜひ参加したい」

・「自分自身も、子どもを信じて任せることの大切さを学びました」

 

教育的価値(参加者・保護者・スタッフの共通の声)

・「普段はゲームばかりの子どもが、自然の中で体を動かす喜びを知った」

・「子どもが“自分で選んで挑戦し、やり遂げる経験”をしたことに感動」

・「都市生活では体験できないチャレンジが、子どもの自信につながった」

・「親子で同じ体験を共有でき、親も“子どもと共に学ぶ場”となった」

・「自然教育は子どもだけでなく、親自身の気づきと成長を促すものだと実感した」

・「日本式の自然教育の価値を、中国で体験できることに大きな意味がある」

■今後の展望

・本校は引き続き「日本式の自然教育」を中国をはじめ海外に広げ、子どもたちの非認知能力を育む国際的な教育交流を推進します。

・アウトドアメーカー2社は、教育現場での活用を通じ、中国市場への製品展開の可能性を探ります。

■学校法人 国際総合学園 国際自然環境アウトドア専門学校 概要

所在地:新潟県妙高市

 設立:2001年

 特徴:国内唯一の「アウトドア専門学校」として、野外教育・観光・地域振興に関わる人材を育成

加盟団体:一般社団法人 新潟県アウトドア協会(NOA)

 

【学校公式noteはコチラ】

https://note.com/inac_nsg

 

【国際自然環境アウトドア専門学校についてはコチラ】

https://www.i-nac.ac.jp/

■協賛・協働企業概要

協賛:キャプテンスタッグ株式会社

本社所在地:新潟県三条市

事業内容:アウトドア用品の企画・製造・販売

加盟団体:一般社団法人 新潟県アウトドア協会(NOA)

 

協賛:株式会社山谷産業(村の鍛冶屋)

本社所在地:新潟県三条市

事業内容:アウトドア用品・金属加工製品の製造・販売

 

協働:花水木合同会社

本社所在地:長野県信濃町

  事業内容:教育事業の企画・運営、国際交流プログラムの推進

<NSGグループについて>

NSGグループは、教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に、健康・スポーツや建設・不動産、食・農、商社、広告代理店、ICT、ホテル、アパレル、美容、人材サービス、エンタテイメント等の幅広い事業を展開する101法人で構成された企業グループです。それぞれの地域を「世界一豊かで幸せなまち」にすることを目指して、「人」「安心」「仕事」「魅力」をキーワードに、地域を活性化する事業の創造に民間の立場から取り組んでいます。

<NSGグループホームページ>

https://www.nsg.gr.jp/

 

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