〜 より迅速な山岳遭難救助活動に貢献 〜
登山アプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップ(福岡市、代表取締役CEO 春山慶彦、以下ヤマップ)は、山岳遭難者の位置情報を即時で検索できる「遭難者検索システム」を提供開始いたします。本システムは、ヤマップと「登山届協定」を締結した警察や救助機関が利用可能です。

背景
近年、山岳遭難の発生件数は増加傾向にあり、令和5年における山岳遭難事故は3,126件(前年比+111件)、3,568人(前年比+62人)で、統計の残る昭和36年以降最多となり、より迅速な救助体制の確立が求められています。
ヤマップはこれまで「遭難者情報提供依頼フォーム」を通じて、警察や救助機関と連携し遭難者の位置情報を提供し捜索に協力してきました。しかし、土日祝日や営業時間外における問い合わせ対応は、ヤマップ社員の有志によって行われ、増加する対応には持続可能な仕組みが必要となっていました。
そこで、迅速な救助体制に寄与するため「遭難者検索システム」をリリースいたします。本システムは「登山届協定」を締結した警察や救助機関が、遭難者の位置情報を直接検索できるシステムです。これにより、24時間365日いつでも遭難者の位置情報や移動経路などを即時に把握することが可能となり、より迅速な捜索・救助活動に貢献することができます。
遭難者検索システムの概要
「遭難者検索システム」を利用するためには、個人情報保護の観点より「登山届協定」が必要となります。本システムの一般公開はしておらず、協定締結後に専用のアクセス権限をヤマップより付与いたします。
なお、従来の「遭難者情報提供依頼フォーム」(https://help.yamap.com/hc/ja/articles/900000910766)から問い合わせいただくヤマップの対応は、平日の営業時間内(10時~17時)となります。2025年3月28日以降、土日祝日および営業時間外の対応は終了いたします。
ヤマップは、本システムを提供することにより、山岳遭難における迅速な人命救助に貢献するとともに、登山者への安全啓発活動を通じて、遭難ZEROを推進してまいります。
「遭難者検索システム」お問い合わせ
株式会社ヤマップ 遭難ZEROプロジェクトリーダー 矢島夕紀子
電話:050-5477-8492
メール:support@yamap.co.jp
遭難ZEROプロジェクトについて
「遭難者の位置情報に関する連携」「捜索現場で役立つ機能の提供」「遭難事故防止に関する啓発活動」を軸に、人命救助の最前線に立つ消防機関と連携し、山岳遭難事故を減らす、事故による死者数ゼロを目指す2022年3月に始動したプロジェクト。新たに「登山届に関する連携」も含め、警察機関や自治体とも連携先を拡大しています。
YAMAPについて
電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大級の登山・アウトドアプラットフォームです。(2024年10月 登山アプリ利用者数調査 [App Ape調べ])
2025年1月に累計480万ダウンロードを突破。
URL:https://yamap.com/
株式会社ヤマップ 会社概要
会社名 株式会社ヤマップ
本社所在地 福岡市博多区博多駅前3-23-20 博多AGビル6F
資本金(資本準備金含む) 1億円
事業概要
1. 登山・アウトドア向け WEB サービス・スマートフォンアプリ「YAMAP」の運営
2. 登山・アウトドア用品のセレクトオンラインストア「YAMAP STORE」の運営
3. 日常もアウトドアも補償「YAMAPアウトドア保険」の販売
4. これからの登山文化をつくるメディア「YAMAP MAGAZINE」の運営
5. 自然特化型のふるさと納税ポータルサイト「YAMAPふるさと納税」の運営
6. 山・自然を活用したコンテンツ開発・コンサルティング・プロモーション 等