木曜日, 2月 6, 2025
ホーム経営情報森林レンタルforentaを展開するシシガミカンパニー、岩手県の小友木材店と新しい森林活用の開発で業務連携〜誰もが簡単に楽しく森林に関われる社会を目指して〜

森林レンタルforentaを展開するシシガミカンパニー、岩手県の小友木材店と新しい森林活用の開発で業務連携〜誰もが簡単に楽しく森林に関われる社会を目指して〜

株式会社シシガミカンパニー(代表取締役CEO:田口房国)は株式会社小友木材店(代表取締役:小友康広)と森林の新たな活用方法の開発に関して業務連携することをお知らせします。

株式会社シシガミカンパニーについて

シシガミカンパニーは2024年4月に起業したスタートアップ企業。新しい森林活用により、「森林を次世代に胸を張って引き継げる財産にする」ことをミッションとしている森林ベンチャーです。

メインサービスの森林レンタル「フォレンタ」は主にキャンプ愛好家のために年間契約で森林をレンタルしており、森林所有者には木材生産以外の森林活用を、都市部の方には気軽に足を運べるプライベート空間を提供することで、地方が活気付くきっかけを生み出してきました。

この他にも森林での国産トリュフ生産開発や森林浴ツアーなどのアクティビティ開発を行なっています。

フォレンタでワイルドキャンプを楽しむ
国産トリュフの生産開発に取り組む

株式会社小友木材店について

株式会社小友木材店は岩手県花巻市で120年の歴史を持つ林業・木材業の会社です。『世界で一番、「カッコいい」木材店』を目指し、林業・木材業分野で「若者がイキイキ」「楽しく」「カッコよく」働ける産業へ変えていく取り組みを行っております。
具体的には「広葉樹専門の素材生産」「ワークショップ提供を中心とした木材加工」「花巻おもちゃ美術館の運営」「電動小型搬出機 山猫の開発・提供」などを通じて「6産業化×体験販売=新世代型木材店」の深化・普及を実践しています。

広葉樹を中心とした素材生産
ShopBotを活用した製材
花巻おもちゃ美術館の運営

この度「誰もが簡単に楽しく森林に関われる社会を実現する」というミッションに共感しあい、両者の持つリソースを活かした業務連携を行なっていきます。

小友木材店が開発した電動小型木材搬出機「山猫」

〈山猫の概要〉

林業や木材業を本業としない人にも、その楽しさに触れ、林業・木材業をもっとよく知ってもらいたい。そんな想いから開発した電動小型木材搬出機「山猫」は、木材の搬出作業を一般の方でも楽しく、副業的な要素を持ちながら活用いただける軽量・小型の木材搬出機です。
木材の搬出に課題を持つ方や、山間地域に住み、未整地で作業をする方、山間部に観光に来られる方への特別な体験の提供などに便利に、楽しくご活用いただいております。
その他にも、以下のような活用シーンも期待されております。
・薪の土場から薪窯までの移動を楽に行う
・猟師が山の現場で撃った獣を降ろす
・山小屋や林地設備(電柱など)の物資を運搬する
・景勝地(国立公園など)の倒木を、重機を入れずに搬出する
・災害時にボランティアが土砂を楽に、安全に運ぶ

〈山猫のスペック〉

最大積載重量 80kg ※牽引式にすると200kgの材も運搬可能
最大傾斜 30度
連続稼働時間 連続2時間
本体重量 60kg
本体サイズ(縦x横ⅹ高さ) 110x70x83(cm)

電動小型木材搬出機「山猫」
電動小型木材搬出機「山猫」

シシガミカンパニーが全国展開する森林レンタル「フォレンタ」

フォレンタは、森林でのキャンプを楽しみたいキャンプ愛好家などに年間契約で森林をレンタルするサービスです。チェックインなどはありませんので、キャンプに限らず自分だけのプライベート空間で思い思いに過ごすことができる、次世代型のレジャーとして注目されています。森林所有者の方には木材生産以外の森林活用になり、地方が活気付くきっかけを生み出しています。

都市部の方にとっては気軽に足を運べるプライベート空間があることでレジャーとしての楽しみはもちろん、心身ともに健康な生活を送るウェルビーイングに貢献します。

2025年2月現在、13道府県21エリアで展開しており、平均稼働率70%以上となっています。

林内でテントを張りワイルドキャンプを楽しむことができるフォレンタ
森林と都市をつなぐことで双方に恩恵をもたらす独自スキーム

2社の連携により実現できること

【1】フォレンタエリアでの「山猫」の活用

山猫はもともと木材搬出を手軽に行うために開発されましたが、”林内で楽に物を運搬できる”という機能には大きなポテンシャルがあります。

フォレンタの区画の多くは何らかの道に接していることが多いですが、区画によっては少し道から離れていたり、大きなキャンプ道具を運ぶ際にはユーザーに体力的な負担をかけることもありました。

そのような場所で山猫を活用することでユーザーの負担を軽減し、より気軽にワイルドキャンプを楽しんでいただくことが可能になると考えます。

【2】小友木材店が管理する森林のフォレンタ活用

小友木材店が管理する森林のうち、岩手県遠野市の森林20haの一部を活用してフォレンタをオープンします。

木材生産後の森林をキャンパーに貸し出すことで小友木材店の持続可能な森林経営に寄与し、地域に都市部から人流を呼び込みます。

forenta-IWATE 遠野キャンプエリア:3月エントリー開始予定

各社からのコメント

左から小友木材店代表取締役小友氏、シシガミカンパニーCEO田口、手前は電動小型木材搬出機「山猫」

株式会社小友木材店 代表取締役 小友康広

弊社が実現したいと思っている「6産業化×体験販売=新世代型木材店」の中で、一次産業部分である「素材生産」への打ち手が中々難しい中、フォレンタのサービスを知った時に「これだ!」と感じました。
電動小型木材搬出機「山猫」を通じて実現したいと思っていた「林業・木材業のプロではない方が山に来て楽しむ」を既に実践し、全国各地で数多くの実績を積んでいらっしゃるシシガミカンパニーさんのサービスをまずは弊社のフィールドで展開し、その中で山猫を活用し、そこで出来た事例や面白い使い方を全国のフォレンタのフィールドや山遊びをする方に共有して行くことを実現したいと思っております。

株式会社シシガミカンパニー 代表取締役CEO 田口房国

今回小友木材店さんと業務連携を行うことになり、とてもワクワクしています。私自身、林業や製材業という伝統的な業界に身を置きながらも、今の時代やこれからの社会に向けてリソースの見直しや新しい仕組みづくりを行なってきました。そのようなバックグラウンドや未来志向の考え方で小友さんに近しいものを感じたことが業務連携の決め手になったかと思います。また、山猫をはじめ多角的な視点で地域を盛り上げようとする小友木材店さんの取り組みには弊社にとっても学ぶべきことが多いと感じました。

たくさんの人にとって森林が身近なものになり、生活や経済に深く密接していくことは、より良い社会づくりにつながっていくはずです。今後協力しながらお互いの事業を推し進めていきたいと考えています。

会社概要

◼️株式会社小友木材店 

所在地:岩手県花巻市花城町3-5

代表者:代表取締役 小友康広

創業:1905年5月

事業 :木材素材生産事業、ShopBotを活用した製材、木育スペースの企画・運営、不動産賃貸業、郵便事業

会社ウェブサイト:https://www.otomoku.co.jp

◼️株式会社シシガミカンパニー

所在地:岐⾩県加茂郡東⽩川村越原976-10

代表者:代表取締役CEO ⽥⼝房国

設⽴⽇:2024年4⽉

事業  :森林レンタル事業、森林の価値創出事業、森林経営コンサルティング及びフランチャイズ事業

会社ウェブサイト:https://www.shishigami.jp/

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments