桜(サクラ)は兵庫県丹波篠山市の【市木】であり、地域で大切に守られています。
丹波篠山市では、ささやま桜協会など桜の保全活動を実施される団体に補助しています。
過去にはクラウドファンディングの寄附金などにより、篠山城跡などの桜の整備を実施しています。
桜をこよなく愛し、桜のために活動している団体があります
丹波篠山市には、桜の保護・植樹など、桜のために活動している「ささやま桜協会」という団体があり、「桜守育成講座の実施」、「桜めぐり」、そして「てんぐ巣病処置」を地域の方と一緒になって事業を行っています。
桜守育成講座
地域の方へ向けた研修会で、桜のこと、剪定の仕方や病気を防ぐ方法などを桜守が講師となり、桜の知識を伝えています。今年も、桜に関心のある市民がたくさん参加してくださいました。(桜守:ささやま桜協会では、専門知識をもって桜の保護・育成に取り組む者を桜守とし、地域での桜の保護・育成活動への助言や指導を行っています)
桜めぐり
丹波篠山市内の桜の名所を市バスを貸切って一日かけて、めぐります。植わっている桜の種類や特徴を桜守が解説し、桜を愛でるだけではなく、桜を知ってもらう貴重な体験になるように、コースを練り、計画しています。参加者を市広報やチラシで募ると、毎年、定員を大きく上回る応募のある非常に人気な事業です。
てんぐ巣病処置
桜の木が枯れる原因を引き起こす「てんぐ巣病」が深刻な問題になっています。この病気は、カビの一種が原因となり、感染すると、その枝には花は咲かず、年々枝を多数発生させ、大きなかたまりとなり、木全体に広がると、数年後に枯れる原因となります。病原菌の胞子が空気中に飛散し、他の枝や周辺の桜にも伝染するため、適切に処置しなければ、被害が大きくなります。
地域の桜は地元自治会の人たちの手によって管理されていますが、地域住民の高齢化や高所における作業では危険が伴うため、剪定や処置が域行き届かないのが現状です。
令和6年度 桜守養成講座
【地域みんなで「桜」を守り育てよう】を目標に、⾃治会や職場、各種団体等の活動で「桜」の植樹・保護育成に取り組まれている⽅を対象に「桜守育成講座」を開催します。
開催日:令和7年2月15日(土曜日)
場所:1.午前【講義】丹波篠山市民センター(丹波篠山市黒岡191)
2.午後【実技】黒岡地区黒岡川沿い
対象:自治会・職場・団体・個人等で、桜の植樹・保護育成を実施又は今後考えられている方
申込期日:令和7年1月31日(金曜日)
▽詳細はこちらから
https://www.city.tambasasayama.lg.jp/soshikikarasagasu/shokokankoka/event/19858.html
丹波篠山市には桜の名所がいっぱい
篠山城跡
篠山城跡は、県下屈指の桜の名所として知られ、城下町に約1000本のソメイヨシノが咲き誇ります。
開花期間中は、ぼんぼりが点灯され、夜桜見物を楽しめるほか、堀に映る桜も見事です。辺りは幻想的な雰囲気に包まれます。
春日神社
国重要文化財である、春日神社能舞台は幕末の1861年に建立されました。建設当時、箱根以西では最も立派だと言われた能舞台で、舞台の床下には、音響効果のために丹波焼の大甕が7つ据えられているのが特徴です。
毎年、4月の第2土曜日(2025年は4月12日)にはこの能舞台で能と狂言が披露されます。
花吹雪の中、幽玄な世界をお楽しみいただけます。
篠山川【西岡屋・有居】
さくらトンネルの名所で、ピンク色のトンネルが500m続く人気スポット。
サイクリングにも人気のコースです。開花期間中は、地元の自治会の方がぼんぼりをつけて、夜桜を美しく演出しています。
▽他にも丹波篠山市には桜の名所がたくさんあります(ぐるり丹波篠山)