この特別な瞬間を祝し、上川町の美しい森へ皆様を誘うMTBコースのオープニングイベントが開催され、その中でオープニングセレモニーと包括連携協定の締結式が盛大に行われました。
上川町の豊かな森には、新しい冒険と学びが広がっています。整備された山道(トレイル)を通じて、MTBを駆使し、森の魅力を存分に楽しみながら、森林資源の活用方法を学びます。これにより、森林資源を製品や熱エネルギー源として利用し、地域社会をより結びつけ、絆を深める取り組みがスタートしました。
MTBと森を組み合わせたサステナブルなツーリズムの実施、地域産材の付加価値向上、森林由来のカーボンクレジットの創出など、これらの取り組みは地域経済に貢献し、同時にカーボンニュートラルを目指し、持続可能な社会の実現に寄与します。
最も重要なのは、私たちの未来を担う子供たちに、森とともに成長し、素晴らしい持続可能な社会を受け継ぐ機会を提供することです。今回のMTBフィールドのオープニングイベントは、この取り組みのスタート地点であり、上川町と⼭守⼈の包括連携協定締結の象徴となりました。
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「上川町」と「山守人」の、森のMTB活用による持続可能な街づくり「北の山岳リゾート」を目指す新たな取り組みの内容が、この度オープニングイベントにて発表されました。
MTBを使い森林資源を活用することは、町の経済発展、エネルギー自給、町民の生活満足度の向上、そして未来を担う子供たちに時代を託していくための責任を果たすことにもつながっていきます。
山守人は上川町の未来を担っていく子供たちのための「北の山岳リゾート」を実現するお手伝いをしていきます。
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MTBフィールドのオープニングイベントにはたくさんの方々がご参加し、イベントの中で「オープニングセレモニー」及び「包括連携協定の締結式」が執り行われました。
町内外より多くの方々が集まり、「森へ誘うMTBフィールド」のオープニングイベントが開催されました。
役場スタッフがこの日まで一生懸命に手作りでイベント準備をして、多くの方々にこの上川町の新たな門出を祝いつつ、素晴らしい環境を楽しんで頂こうと当日も忙しく動き回っていました。北海道運輸局、上川ファミリーオートキャンプ村を運営する株式会社KOUZUKI、ヤマハ発動機株式会社、知床サイクリングサポート、山守人のメンバーも駆け付けてスタッフとしてイベント運営のサポートにまわりました。山守人はイベント全体の準備から当日までの総合サポートを行いました。
オープニングイベントでは、「上川町」と「山守人」が包括連携協定の締結を行いました。
この締結により、これからさらに両者は、MTBを使った森の活用での街づくりについて連携を深めていきます。
イベントには、最新のE-MTB(電動アシスト付マウンテンバイク)のYAMAHA製YPJ-MT Pro、Specialized製LEVO SL、LEVO SL Kid'sが約30台、12インチ~24インチの子供用MTBが約30台、合計約60台の本格的なMTBが集結しました。
受付を済ませたら、全員がスキル講習を受講します。講師陣は、YAMANASHI MTB 山守人の研修をしっかりと受講しているので、安全に一日マウンテンバイクを楽しむスキルを丁寧にわかりやすく教えてもらえました。
スキル講習を終えていよいよ参加者は、絶景の中、展望台コースへ向かいます。当日は天候にも恵まれ、素晴らしい景色をサイクリングで楽しむことができました。
子どもたちも思う存分、初めてのマウンテンバイクを大人たちと一緒に楽しむことができました。山守人は年齢やライディングスキル問わず安全に楽しめるMTBコースの造成ができます。
上川町の佐藤町長も役場職員とともにこれまでも何度もマウンテンバイクを経験されており、当日も参加者とともに一緒に楽しんでくださいました。
安全なコースデザインとなっている初心者向けの展望台コースを参加者が爽快に駆け抜けます。
今年度は試験運用期間となり本格的な開放は来年度以降の予定です。
絶景の展望台にて、MTBコースのオープニングセレモニーと包括連携協定の締結式を行いました。
「MTBで巡る上川の森の体験」包括連携協定の協定書に署名をし記念撮影をする、上川町佐藤芳治町長とYAMANASHI MTB 山守人代表の弭間亮。
山守人より、コース造成で使用した特殊なスコップ2本、子供用サイクルヘルメット15個、山守人オリジナルTシャツが寄贈されました。
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MTBのスキルを楽しく身につけた後は、いよいよ森林の中へE-MTBで向かい、森林のプロから森について学ぶ、森林学習サイクリングツアーです!
午後からは、元気の森コースへ森林を楽しく学びに、E-MTBでスイスイと向かいます。
いよいよ本格的な森林の大冒険がスタートです。
上川のMTBコースはどれも安心安全に走行できるようにデザインされています。
森の中をサイクリングしながら、時おりプロのガイドが木々の説明を行い、参加者にとって森を楽しく知る貴重な機会になりました。こういった経験から、上川の森への人々の興味関心が始まります。また自然と参加者同士でのコミュニケーションも生まれていきます。
上川町の市街地近郊の中山スキー場には、子ども向けのMTBパンプトラックコースが設置されており、夕方まで子供たちが走り続け、楽しみつつライディングスキルを磨いていました。今後、この街中のパンプトラックは特に町内の子供たちに利用してもらえるように仕組みを検討しています。
イベントでは、町内でキャンプ場を運営する株式会社KOUZUKIが、上川町産の木材を使い、薪割り体験を行いました。森の近くで暮らす上川の子供たちにとっても薪割りの機会は決して多くなく、身近な上川の森や材への興味を持っていただける機会となりました。
製材機にも興味津々の子供たちでした。
上川町産材を使用した木工製品も展示され、町内外の方々が上川町の豊かな森林資源に興味を持つきっかけとなりました。今回イベントに参加した子供たちには上川町産材を使用した木製のコマがプレゼントされていました。
⼭守⼈はこれまでも、サスティナブル(持続可能性)を最優事項とし、マウンテンバイクを通じて⾃然環境の保全と地域活性化を⽬指し活動に情熱を注いでまいりました。 今回の上川町での事例は、MTBが地域社会と⾃然環境貢献できる素晴らしいモデルケースになるでし ょう。 引き続き、⼭梨県の事例と共に、全国の⼭林を活⽤した魅⼒ある地域づくりのお⼿伝いをさせて頂け ればと思います。
私たちの活動は、持続可能な未来を築く一翼を担うものであり、これからもその価値を広く伝えていきます。
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森とMTBの次の取り組み
以下の体験ツアーが企画されています。
◆森林MTB体験ツアー1
9/24(日)、30(土)
大雪山と農地が重なる絶景ライドと白樺林から採取するオリジナルヴィヒタづくり&サウナ
MTBスキル講習を行い、森林を気持ちよくサイクリングしながら木々のことを専門家に教わり、ランチのあとは、白樺林でオリジナルヴィヒタを作り、層雲峡温泉にて手作りヴィヒタとサウナでリラクゼーションです。
※ヴィヒタとは、白樺の葉をブーケ状に束ねたもので、直接肌を叩くことによって発汗や血行を促す「ウィスキング」が一般的な楽しみ方です。サウナの本場フィンランドでは、2000年以上前から現在まで一般的に楽しまれている健康法でもあります。
◆森林MTB体験ツアー2
10/14(土)、15(日)
MTBで森をめぐり、森の資源を活かした暮らしを体感する
※森林MTB体験ツアーの詳細については下記URLをご覧ください。
https://www.facebook.com/forestry.kamikawatown.3
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お問合せ先
【上川町の取り組みに関する連絡先】
上川町役場産業経済課農林水産グループ林務係 平松,小林,石田
住所: 北海道上川郡上川町南町180
TEL: 01658-2-4057
E-mail: nourin@town.hokkaido-kamikawa.lg.jp
【本事業のコンサル・コース造成の協力】
YAMANASHI MTB 山守人
代表:弭間亮(はずま)
事業内容:
コンサルティング事業、MTBコースデザイン造成事業、ツアー・イベント事業、キャンプ場運営事業、日本最大標高差のMTBフィールド管理運営事業、日本最大のMTB会員組織運営事業、MTBレンタル販売事業等
電話:080-7842-1406
メール:yamamoribito.mtb@gmail.com
HP:https://www.minamialpsmtb.com/
HP:https://www.camp.minamialpsmtb.com/
※視察・研修も受け入れております。お気軽にご相談下さい。