株式会社キッチンボード(本社:福井県越前町境野13-8/代表:山口力丸)は、2023年9月9日-10日に限定オープンするアウトドアショップの直営店舗で、店舗DXプラットフォーム「Loupe」の3回目の実証実験を実施いたします。当システムは全て自社開発しており、デジタルでの商品情報の提供を通じて、顧客との接点を新たな次元へと導くサービスとなることを目指しています。
Loupeは商品に付けられたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、価格や詳細情報、商品の使い方などを確認できるシステムです。このサービスは、LINEの公式アカウント(LINEアプリ ※1)を通じて提供され、お客様は友達登録をすることで利用できるようになります。
※1 LoupeはLINEが提供するウェブアプリのプラットフォーム「LIFF(LINE Front-end Framework)」を利用して開発しております。
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ユーザーアンケートから見えたお客様のメリット
○ 写真や仕様などの詳しい商品情報をオンラインサイト同様に確認可能
2023年5月と8月に行った実証実験のアンケート結果では、約70%の方に「Loupeで写真や情報を見られてよかった」という高評価をいただきました。「商品の使い方を写真で確認できてよかった」「新しい体験で楽しくお買い物ができた」といった声が多くあり、その利便性について一定の評価をいただくことができました(図1)。
○ Loupeの活用で、本来の商品の良さ、利用シーンを知ってもらうきっかけを提供
Loupeで写真や情報を見られてよかったと感じる方の86%は良い商品と出会えたという強い関係性がわかりました。Loupeで商品のスペックや収納方法等を確認し、実際の使用イメージが膨らむことで、お客様は商品の魅力をより具体的に知ることができます。実際に「商品の写真や情報が見られて良かった」と答えた多くの人が「良い商品が見つかった」と回答しております(図2)。
○ 動画による、より伝わりやすい商品情報の提供を検討
さらに今後はLoupe上で商品の動画も見られるようにするなど、よりお客様がイメージしやすくなる要素を取り入れていく予定です。特にアウトドア用品のような利便性や収納性、組立などの手軽さを求められるものや、コンロや調理器具などのようなその場では体験することが難しいものに対しての必要性は高いと考えております。
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課題と検証
一方で、端末による読取精度の問題やアプリの立ち上がりが遅いなど、すでにいくつかの課題も見えてきております。QRが読み込めず商品情報が確認できない、もしくは確認に時間がかかってしまうとかえって購買率の低下に繋がってしまいます。今回の検証では検索機能の強化や起動時間の短縮など、ユーザビリティの改良を実施。アプリ利用によるストレスを軽減することで、満足度の向上を図ってまいります。
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店舗側のメリット
Loupeを活用することで、店舗側は貴重なお客様との接点を持つことができ、お客様へより高い満足度を提供する基盤を構築できるようになります。またお客様が商品を購入しなくても来店状況を計測できたり、商品の購入データとQRコードの読取回数を紐づけることで、購入にまで至らなかった関心層や潜在層の特定ができるなど、これまで小売店舗では取れなかったような来店と購入までの動向を可視化するようなデータも蓄積できます。これにより効果的な商品開発やマーケティング戦略の構築も可能となります。
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店舗および実証実験について
【店舗】キッチンキャンプ アウトレット店(KitchenCamp OUTLET)
【日程】9月9日(土)-10日(日)の2日間限定オープン
【時間】10時~17時
【会場】福井県越前町境野13-8
○ 同時開催のイベント概要
ご飯やスイーツ、コーヒーが楽しめるキッチンカーが集結。川の音が聞こえる竹藪スペースでまったりしながらお食事し、キャンプ気分を味わうことができます。お菓子の掴み取りや火おこしカップなどのイベントも会場内で同時開催されます。詳細はキッチンキャンプアウトレットの公式インスタグラムにて、随時更新しております。