~雪崩の危険に気づき、安全で楽しいスノーアクティビティのために~
アバランチナイトは、スキー場とは異なる冬山特有の危険やその対処、また雪崩事故の実態やリスク管理などについて、わかりやすくお伝えする無料セミナーです。スキー場内で新雪滑走を楽しまれている方から、山スキーや登山で雪山に深く分け入るベテランまで、幅広い方にお勧めしたい内容です。
【開催概要】
目的: 山岳事故発生の可能性を低減すると共に事故発生時の被害を軽減するため
日時: 2021年12月14日(火)19時~21時(接続は30分前から)
対象: 雪山の安全対策に関心のある方ならどなたでも
【内容】
1. 遭難事故発生時における警察への通報について
遭難発生時の110番通報の「判断」と「要領」、そして「通報後に遭難者が取るべき措置」について、捜索救助の現場に出動する立場からお話致します。
山崎 武 山岳遭難救助隊・新潟県警察
2. 雪崩ビーコンの練習方法
山岳関連6団体で組織されたAvSAR協議会が、この秋に公開した「入門者のための雪崩ビーコン練習ドリル」の要点について解説致します。協議会のホームページ(avsarjapan.org)から事前にPDFをダウロードしておいてください。
旭 立太 山岳ガイド・日本雪崩ネットワーク
3. 雪山の入門者に向けて
夏山とは異なった厳しい自然環境となる冬山。登山や滑走で雪山に入る方に向けて、生還に直結する自己防護に関わる重要な装備や事前の準備などについて、わかりやすくお話します。
傘木 靖 センター所長・長野県山岳総合センター
4. 雪山で参考となる気象情報等の利用方法について
グラフィックな構成に一新された気象庁のホームページ。そこに掲載されている気象情報の特徴や、雪山での利用の仕方について、わかりやすくお話します。
井上創介 気象庁大気海洋部予報課
5. 雪崩現象と雪崩情報
雪崩とはどのような現象なのか、その仕組みと危険把握のポイント、そして日本雪崩ネットワークが発表している雪崩情報の特徴と使い方についてお話します。
出川あずさ Avalanche Forecaster 日本雪崩ネットワーク
6. 地形認識とグループマネジメント
雪崩事故の発生の可能性を下げること、そして万が一のときの被害軽減には、地形認識とグループマネジメントが最も重要です。その日のコンディションに合わせてフィールドで賢く活動ための要点をお話します。
中野豊和 スキーガイド・妙高山域遭難対策連絡会
【参加申し込み】
参加: 無料アプリ Zoom を使用
料金: 無料(定員3,000人。事前申込が必要。12月10日締め切り)
申込: 以下のフォームからお申し込みください。後日、申込者へURLを送付します。
https://forms.gle/sEprEL4wX8BRQNK99
お客様からの問い合わせ先
日本雪崩ネットワーク e-mail: info@nadare.jp
【法人概要】
名 称: 特定非営利活動法人日本雪崩ネットワーク
英語名: NPO Japan Avalanche Network(略称:JAN)
設 立: 2000年4月。2001年6月にNPO化。
活 動: 雪崩教育・雪崩情報・雪崩事故調査・リソースの提供を4つの柱に、それぞれが機能的に関連付けられた多様な活動を実施。国際水準の雪崩プログラムは、国内外の現場プロを束ねる専門組織から資格認証される。平成26年度雪崩災害防止功労者として国土交通省から顕彰。