2022年12月10日(土) 【場所】三崎漁港周辺
海と日本プロジェクト in えひめ実行委員会は、愛媛県の高校生が、釣り・魚のさばき方・手作り木製エギ・海に関するクイズの4種で競う、「愛媛の海 釣ってさばいて甲子園 in 三崎」を2022年12月10日(土)に開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要:愛媛県内で盛んに行われている海のレジャー「釣り(フィッシング)」を軸とした、高校生による高校生対象の大会で、この競技を通じて、「海」についての知識や技術の学びを深め、参加する高校生同士の交流を深めることを目的としたイベントです。
・日程:2022年12月10日(土)9時30分~16時
・開催場所:三崎漁港周辺
・参加人数:24名
・協力団体:三崎高校、伊方町他
- 三崎高校生の発案による大会!
「愛媛の海 釣ってさばいて甲子園 in 三崎」は、釣りが大好きな三崎高校の生徒の発案で始まりました。
イベントの種目も三崎高校生に考えてもらい、イベントの準備や運営を海と日本プロジェクト in えひめ事務局が行いました。
「愛媛の海 釣ってさばいて甲子園 in 三崎」は4つの種目で競いました。釣り(長さ・重さ・市場価値)、魚のさばき方対決、木製エギコンテスト、海に関するクイズの総合ポイントで順位を決めました。愛媛県の6つの高校から、8チーム24名が参加。みんな釣りが大好きな高校生。使い慣れた釣竿を持って集合しました。イベント当日は快晴!昼間は、日なたは暖かさを感じることもある、絶好の釣り日和になりました。
まずは「海に関するクイズ」。三崎高校生が、魚に関するまじめなクイズから、笑ってしまうユニークなクイズまで14問を出題してくれました。
続いて、お待ちかねの「釣り大会」!公平にくじで決めた場所で3時間真剣に釣りました。釣れた時には他のチームからも大きな歓声があがっていました。釣りの得点は、①魚の長さ、②魚の重さ、③魚の市場価値の3つのポイントで競いました。魚の計量は、三崎高校のボランティアの生徒が行いました。
3つ目の競技は「魚のさばき方対決」!鯖をさばいて姿造りを作ってもらいました。参加者は全員男子生徒でしたが、皆さん本当に上手でした。そして、飾り付けはアーティスティック!刺身でバラを作ったチーム、絵画のような美しい作品に仕上げたチーム、高校生の感性に驚かされました。
「木製エギコンテスト」は、自宅で事前に送付したキットを使って仕上げてきてもらいました。審査していただいた林釣漁具製作所の方からは「想像以上にハイレベルな作品ばかりでした!」との感想をいただきました。釣りを愛する高校生たちは、全ての課題に対してハイクオリティーな成果を見せてくれました。
- 最後は海鮮BBQで親交を深めました!
「釣り」という共通言語を持つ高校生たちは、打ち解けるのも早かったです。「愛媛県のいろいろな場所で釣りをしてみたい!」、「もっと大物を釣りたかった~」、「またみんなで集まって戦いたい!」、「あの木製エギはかっこいい!」など、愛媛県内のいろいろな場所から集まった高校生たちが、とても楽しそうに交流していました。
今回の大会は、三崎高校の「なんとなくぅ」チームが総合優勝しました。これからも釣りを愛し、海を愛し、この大会で築いた友情が続いてくれることを願います。
- 参加した高校生、関係者からの声
・とても楽しかった。愛媛県のいろいろな場所で釣りをしてみたい。(高校生)
・高校生の感性の豊かさに感心し、周囲の大人たちの協力による素晴らしい取り組みだと思った。(伊方町 高門町長)
・釣りの前に、海面に漂う海洋ごみの掃除を三崎高校生がしていて、全校生徒にも伝えたい。(三崎高校 和田校長)
・木製エギのハイレベルさに驚いた。商品化できるかなと思うものもあった。(林釣漁具製作所の方)
・三崎高校の生徒は、準備から実施まで一生懸命取り組んだので、思い出に残る1日になったと思う。(関係者)
<団体概要>
団体名称:海と日本プロジェクト in えひめ実行委員会
URL:https://ehime.uminohi.jp/
活動内容:愛媛県内の「海」を中心とした、食・文化・スポーツ・お祭り等の活動のムーブメント作りのための情報収集、イベント活動の広報を実施。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/