令和4年10月15日（土）愛知県豊橋市で「第66回ええじゃないか豊橋まつり」が3年ぶりに開幕しました。昨年オープンした豊橋駅前のまちなか広場を中心とする「まちなかエリア」と、豊橋公園の「豊橋公園エリア」の2か所で、趣向を凝らしたたくさんのイベントが開催されています。ええじゃないか豊橋まつりは、10月16日（日）17:30に豊橋公園の豊橋球場でフィナーレを迎えます。
オープニング
第66回ええじゃないか豊橋まつりは、昨年駅前大通りにオープンしたまちなか広場から始まりました。オープニングを盛り上げてくれたのは、「豊橋まつりクイーン」の皆さん。市内各校区からそれぞれ推薦された彼女たちは、このためだけにデザインされた衣装に身を包み、さまざまなイベントに登場してまつりを盛り上げます。「3年ぶりの開催です！元気と笑顔で精一杯頑張ります！」と意気込み十分です。
クイーン
豊橋公園では、子ども造形パラダイスが開催されています。市内では「造パラ」の略称で親しまれており、今年で65回目の開催。両親や祖父母までもが出品した経験のある、豊橋の小中学生にはおなじみの青空美術展覧会です。市内52小学校の2・4・6年生、22中学校の1・3年生の美術作品が豊橋公園をジャック。個性豊かな作品が所狭しと並べられており、圧巻の光景です。
造形パラダイス
豊橋公園の様子
造パラ会場のすぐ隣、豊橋市美術博物館でも同じく芸術に関するイベントが開催されています。その名も「びはく☆クロージングイベント」。美術博物館のリニューアル工事開始前に有終の美を飾るイベントです。実は美術博物館は、今年6月から工事が開始され休館の予定だったのですが、半導体不足などの世界情勢の影響を受けて工事が遅延。8月から臨時開館をしていました。
展示室の壁には、壁に直に描かれた大迫力の絵が。描いたのは市内17の小・中学校と特別支援学校の児童生徒たち。各校の作品を繋ぐ1本の線が、道や地平線として解釈され、さまざまな趣を見せてくれています。
展示を見るだけでなく、来館者が参加できる催しも。「中庭デコレーション」では、カッティングシートを好きな形に切り、ペンで模様を描いて中庭のガラスに貼り付けます。各日13時、14時、15時からはアコーディオンやウクレレによる演奏会も開催されていますので、美術博物館に響き渡る音楽を楽しみながら、芸術に浸ってみませんか。
豊橋市美術博物館は、このイベントが終わり次第、10月17日（月）から改修工事のため休館します。工事期間は令和5年後期の予定。しばしお別れになる美術博物館を、楽しみましょう。
びはくクロージングイベント
子ども造形パラダイスとびはく☆クロージングイベントは10月16日（日）17時まで楽しむことができます。
ええじゃないか豊橋まつりには、美味しいイベントも欠かせません。豊橋公園内の豊橋球場周辺では、観光物産博覧会と農産物博覧会が開催中です。なんと今年は60を超える団体が出展。たくさんの名産品やテイクアウトグルメが楽しめます。美味しいものが勢揃いしていますよ！
観光物産展
他にも、今年は福島の特産品が出店。くだもの王国のリンゴや梨、ブドウなどを販売します。
今日は、木幡福島市長もサプライズ登場！福島の美味しい果物をPRしました。
果物をPRする福島市長
観光物産博覧会と農産物博覧会は10月16日（日）16時まで楽しむことができます。
今年初めて開催されるイベントも登場です。陸上競技場や武道場で開催される「とよはしスポーツ博」は、アーチェリー・弓道・太極拳・サッカー・テニスなど、さまざまなスポーツの体験ブースが一堂に会するイベントです。
競輪のブースで体験していた子は、「いろんなスポーツができて楽しかった。自転車が一番楽しかった」と嬉しそうな様子でした。スポーツ博ではスタンプラリーも開催されおり、参加者の中には2周クリアした猛者もいました。
スポーツ博
また、特別ゲストとしてサッカー元日本代表で、現在は日本障がい者サッカー連盟会長の北澤豪さんと、現役のアンプティサッカー日本代表の後藤大輝選手が登場。アンプティサッカーとは、主に上肢または下肢を切断障がいを持った人々によって行われるサッカーで、クラッチと呼ばれる杖を使用して行われます。後藤選手がシュートのデモンストレーションを披露すると、その異次元の高さに、会場からは大歓声が巻き起こりました。
アンプティーサッカー
とよはしスポーツ博は10月15日（土）16時で終了しました。
ええじゃないか豊橋まつり、1日目の最後を締めくくるのは、メインイベント「総おどり」。このために駅前大通りを封鎖し、約6,000人が「新豊橋とんとん唄」「豊橋音頭」「マツケンのええじゃないかⅡ」の3曲に合わせ、一斉に踊ります。
駅前大通を埋め尽くす総踊り
連続テレビ小説「エール」が縁で豊橋市と交流を進めている福島市からスペシャルゲストが参加してくれました！それは木幡福島市長と「福島わらじまつり」です。約７メートルの大きなわらじを担いで練り歩く姿は圧巻！担ぎ手は福島市関係者、豊橋市商工会議所青年部の皆さんなど。まさしく、福島市と豊橋市が協力して、総おどりを盛り上げます。
福島わらじまつり
3年ぶりの待ちに待った総おどりに、参加者の皆さんも笑顔がはじけます。駅前大通りを埋め尽くす市民の皆さんの熱気はものすごく、待ちに待った3年ぶりのええじゃないか豊橋まつりを心から楽しむ様子が見られました。
総踊り
最後の１曲を前に浅井豊橋市長は「素晴らしいイベントだとつくづく感じています。明日もまた街に繰り出していただいて、まつりを楽しんでください」と挨拶しました。
ここで紹介した以外にも、「わいわい消防広場」や「歩いて楽しむ吉田城ガイドツアー」など、注目すべきイベントが目白押しです。また、10月16日（日）限定の、豊橋球場特設ステージでのイベント「ドーン！とまるごと吹奏楽」「ええじゃないか舞らん行列」は必見です！
ぜひ、皆さんお誘いあわせの上、3年ぶりのええじゃないか豊橋まつりを満喫しに来てください。
10月15日（土）は晴天に恵まれ、非常にたくさんの皆さんにお越しいただきました。10月16日（日）も会場周辺は大変混雑することが見込まれますので、時間に余裕を持ってお越しください。
なお、まちなかエリア・豊橋公園エリアともに交通規制を行っている箇所がありますので、ええじゃないか豊橋まつりにお越しの際は、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
