アイヌ様式キャンプ 仮小屋「クチャ」体験モニターツアー
- 「狩猟の時」ツアー概要
阿寒湖温泉を舞台に2泊3日で行われるツアーのメイン事業は、古くよりアイヌ民族が森や川で数日間に及ぶ狩猟を行うときに寝床として作った仮小屋「クチャ」を再現し、1日目はクチャに実際に宿泊いただきます。この宿泊体験では、アイヌ民族の方にクチャを訪れてもらいながら食事を共にし、アイヌ文化についての講話を聞くなどの時間を過ごします。
仮小屋「クチャ」は、とど松の枝と葉、笹の葉で作られており、見た目は、現代のキャンプ用テントそのもので、空間内は暖かく松の葉の匂いが虫を寄せ付けないなどアイヌの方の知恵がつまっています。
2日目は、木の枝で作る釣り竿とアイヌの丸木舟で、阿寒湖での釣りを行い、狩猟体験を行います。
2日目の宿泊は、阿寒湖温泉にあるリゾートホテル「鶴雅 遊久の里」に宿泊。
ここでは現代のリラクゼーションとして、ゆっくりと阿寒湖の魅力でもある温泉で体を休めてもらいます。
そして、最終日には、普段は許可がないと入林できない阿寒湖の光の森に、認定ガイドとともに散策を行ってもらいます。ここで阿寒の雄大な大自然を満喫してもらいます。
このように「狩猟の時」ツアーは、阿寒湖観光の新たな試みとして、ツアーを通してアイヌ文化に触れながら、阿寒の大自然を感じてもらおうとするものとなっています。
モニターツアーの初回は、2021年10月8日~10日まで実施され、モニターに選ばれたのは名古屋市在住
大原将人・明菜さんご夫妻と優心くん(10歳)・莉心ちゃん(7歳)兄妹の4人家族です。
大原家にとっては、初めての北海道、初めての野外キャンプ経験でした。
【ツアーを終えての大原将人・明菜さんの感想】
「最初にクチャを見たときは、本当にここに泊まれる?熊が出るんじゃと不安になりました。しかし、実際に寝泊まりしてみると案外快適でした。また、アイヌの秋辺デポさんと一緒に食事をしたり、アイヌの人の考え方を聞けたのはとてもいい経験になり、特にアイヌにはたくさんの神様がいて、自然や動物、あらゆるものに感謝をする気持ちをもつことの大切さを感じ、当たり前の毎日にも感謝する気持ちをもたなければと考えるようになりました。
そして、2日目の鶴雅リゾートさんに泊まった時は、部屋に壁や屋根があることの快適さを感じました(笑)
最終日の阿寒の森での散策ツアーは、普段は許可がないと入れない森で、許可を与えられているスペシャルガイドさん帯同で行われました。ここは、もう別世界で、名古屋では絶対に見れない景色、そして自然の素晴らしさを改めて感じることができました。今回のツアーで特によかったことは、子供たちにとても有意義な経験をさせてあげることができたことです。」
第2回目モニターツアー予定
2021年10月12日~14日 東京都在住男2人旅(キャンプ経験多し)
にて行われます。
専用SNS
Instagramアカウント akanlakeproject