トルコ共和国文化観光省はこのたび、自然と歴史を巡るダイビング体験を推進いたします。黒海、マルマラ海、エーゲ海、地中海に沿った8000キロメートル以上の海岸線を持つトルコでは、ターコイズブルーの海でのダイビングを楽しむことができます。トルコは充実した宿泊施設や交通の便の良さに加え、その穏やかな気候のため、一年を通してあらゆるレベルのダイバーを歓迎し、この国の多くの古代文化や歴史上の海上貿易のルートを楽しむことができます。
水生動植物、沈没船、そして何世紀も前の海の中の宝物が、トルコで発見されるのを待っています。数千年にわたり海上貿易の中心地であったトルコでは、8000キロに及ぶ海岸線に沿って歴史を探索する機会をダイバーに提供します。
多様な海洋生物が生息し、サンゴ礁、渓谷、洞窟、沈没船などを探索することができます。文明と文化、遺跡との出会いの場であるトルコは、地中海文化の水中遺跡にも旅行者をいざないます。
宿泊施設や交通手段だけでなく、トルコの温暖な気候は、ダイバーに一年中ダイビングスポットを提供しています。トルコ沈没船インベントリープロジェクトでは、文化財が陸上と同じように水中でも見られるように、ダイビングスポットの研究が続けられています。トルコでは最近、チャナッカレのゲリボル歴史海中公園を、沈没船が新たに発見されたダイビングスポットとしてオープンしました。
珊瑚礁と沈没船があるトルコのダイビングスポットを探検してみましょう。
ウチャンバルック
、カシュ・アンタルヤ
トルコのリビエラに位置するカシュは、21のダイビングスポットがあり、トルコのみならず世界でもトップ10に入るダイビングスポットです。カシュの人気ダイビングスポットであるウチャンバルックは、水深55メートルから71メートルとダイバーにとって見逃せない場所です。第二次世界大戦中にメイスを爆撃した際に撃墜されたイタリアの爆撃機サヴォイア・マケティーSM79型の残骸がありユニークなダイビング体験ができることでも知られています。
アクアリウム湾(アクアリウム・コユ)、フェティエ―ムーラ
フェティエのアクアリウム湾は、トルコで最高のダイビングスポットの一つとされ、初心者から経験豊富なダイバーまで楽しめるのが魅力です。アクアリウム湾は、海洋生物の多様性で有名で、ダイバーは遭遇する生物に驚かされることでしょう。
大小のサンゴ礁(ビュック・ヴェ・キュチュック・レスィフ)、ボドルム―ムーラ
ボドルム半島のダイバーは、多くの種類の魚、タコ、藻類、海草、海綿を見ることができます。20のダイビングスポットがあり、ボドルムで最も人気のある2つのダイビングスポットは、大小のサンゴ礁です。これらのサンゴ礁は直径によって名前が付けられており、ボドルム港の出口に存在しています。水深7mから33mまでのこれらのダイビングスポットには、魚の群れや様々な水生生物が生息しています。
海賊の洞窟と恋人の洞窟(
コルサン・ヴェ・アーシュクラル・マーラス
)、アンタルヤ
アンタルヤ県の人気観光地であるアランヤには、2つの海底洞窟があります。海賊(コルサン)洞窟では、ダイバーは深さ25メートルの沈没船を見ることができます。この洞窟は水深が浅いため、初心者ダイバーに向いていますが、経験豊富なダイバーにも適しています。また、洞窟が開放的な構造になっているため、夜間に浮上し、懐中電灯で洞窟内のコウモリを観察することも可能です。恋人たちの洞窟は、アランヤ港から15分のところにあり、豊かな水中生物が生息し、水深21mのところに古代船のいかりがあることから、あらゆるレベルのダイバーに適しています。
ダナ島(ダナ・アダス)、メル
スィン
メルスィンは、古代の遺跡がある湾や入り江のある美しいダイビングエリアです。ヒッタイト、アッシリア、ペルシャ、ギリシャ、ローマ、アルメニア、セルジューク、オスマン帝国に渡り人が住んでいた都市で、ダイバーは地中海に面した青い海に過去の痕跡を見つけることができます。ダナ島は、東地中海の歴史を通じて商業・軍事遠征や海上社会の要所であり、メルスィンのトップダイビングスポットの一つでもあります。2018年には、ダナ島付近で3千年前の造船所やローマ時代の独立都市ピティウサの遺跡が発見されました。ダイバーは、このエリアの沈没船や海の生き物、そして謎を残す過去を楽しむことができます。
カドゥルガ湾(
カドゥルガ・コユ
)、マルマリス
マルマリスの海は透明度が高く、カドゥルガ湾の中でも最も人気のあるダイビングスポットです。高さ40メートルのカドゥルガ灯台の向かいにあるこのエリアでは、あらゆるレベルのダイビングが可能です。水深15メートルには、ウツボや岩にくっついた何百ものアンフォラに囲まれたヘレニズム時代の沈没船があります。
フェネル島(フェネル・アダス)、チェシュメ・イズミル
フェネル島は、イズミルで最も人気のあるホリデースポットの一つであり、それは海綿、サンゴ、および鯛を含む多くの海の生き物がいるので、理想的なダイビングスポットでもあります。幸運なダイバーは、島の古い洞窟でアザラシに遭遇することがあります。
ゲリボル歴史海中公園(
ゲリボル・ターリヒィ・スアルトゥ・パルクゥ
)、チャナッカレ
エーゲ海とマルマラ海が出会うゲリボル半島は、この地域の海底の歴史を体験できる素晴らしいダイビングスポットです。第一次世界大戦の最も劇的な戦線の一つであったダーダネルス海戦の沈没船216隻があります。トルコは、この水域をダーダネルス海戦に関する認識を高め、水中文化遺産を保護するためにゲリボル歴史海中公園としました。2021年9月にオープンしたこの公園には、1915年に魚雷を受けて沈んだ貨物船「ランディ号」や、「HMSマジェスティック号」「キャプテンフランゴス号」など、水深18メートルから28メートルまでの14種類のダイビングスポットが用意されています。
ヘイベリ島(ヘイベリ・アダ)、カルカンー
アンタルヤ
カルカン港から45分のところにあるヘイベリ島は、その岩場がダイバーにユニークな体験を提供しています。ヘイベリ島の南側には2つの小さな島があり、ダイバーはその周りを泳ぐことができます。 最大水深は24メートルで、ヨーロッパキダイ(Dentex dentex)の群れや、東側のエリアでは、葦や岩に隠れた大きなハタ(Epinephelus aeneus)、そしてヘイベリの深場には、未知の沈没船も見ることができます。
青の洞窟(マーヴィ・マーラ)、ケコワ–アンタルヤ
青の洞窟は、そのトンネルの青い光から名付けられ、すべてのレベルのダイバーに適したダイビングスポットです。ケコワの海の青の洞窟には、内部と外部に通路のように水路と小島があり、内部には浮上できるスペースがあります。どちらのギャラリーにもサンゴや季節のカラフルなエビが生息しており、水底にカラフルなイメージを作り出しています。
トルコについて
地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、2021年には約3,000万人の訪問者をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテインメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。トルコの詳細は公式ウェブサイト(http://www.tourismturkey.jp/)または以下の SNS をご覧ください。
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トルコ観光広報・開発庁(
TGA
)について
トルコ観光広報・開発庁(TGA)は、トルコの有形・無形の自然・文化・生物学的遺産、人工の所産をプロモーションすることで、国内外の観光においてのトルコのブランディングを確立させ、トルコ経済における観光投資へのシェアを高め、観光のサービスの質を向上させるために、短期・中期・長期のコミュニケーション・マーケティング活動を行っています。TGAは、現在の観光資源を世界に向けて宣伝・マーケティングを行い、トルコの観光目標を達成し、かつ潜在的な観光資源を発見・開発・活用するために文化観光省の観光戦略・政策に沿ってあらゆる宣伝、マーケティング、コミュニケーション活動を担っています。