パリ2024オリンピックで金メダルを獲得したオランダを決勝で破り優勝
ゼビオグループであるクロススポーツマーケティング株式会社が推進委員会に参画している、3×3のまち宇都宮推進委員会が運営を担う3人制バスケットボール「3×3」のクラブチーム世界一決定戦「FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener 2025」を4月25日(金)~27日(日)に、宇都宮二荒山神社参道及びバンバ市民広場にて開催いたしました。


3×3世界最高峰ツアーの開幕戦(オープナー)が、4年連続で宇都宮市に!
約8万人の観衆が集結。世界最高峰のプレーに魅了される
3×3世界最高峰の戦いが、2022年・2023年・2024年に引き続きシーズン開幕戦「Opener(オープナー)」として、宇都宮市に帰ってきました。
この晴れの舞台に、昨年のパリ五輪で金メダルを獲得したAMSTERDAM(オランダ)を筆頭に、銀メダルのTOULOUSE(フランス)、銅メダルのRAUDONDVARIS(リトアニア)など、オリンピックメダリストが集結。加えて、昨年の「Opener」優勝チームのMIAMI(アメリカ)や、数々の世界大会を優勝してきた絶対王者UB(セルビア)など、FIBA 3×3チームランキング上位の、世界の強豪たちが一堂に会しました。そして、開催都市枠として地元宇都宮を背負い「UTSUNOMIYA(UTSUNOMIYA BREX.EXE)」が参戦。また、本選出場をかけた予備予選(QD)には、「SAGAMIHARA(HIU ZEROCKETS.EXE)」、「TENNOZ(SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE」、「HIRATSUKA(SHONAN SEASIDE.EXE)」も出場。4月25日(金)のOPENING CEREMONYを晴れ晴れとした天候の中で開催した後、翌4月26日(土)に、2025シーズンのクラブチーム世界一を決めるセレモニアルな開幕戦「Opener」が幕を開けました。
最終日4月27日(日)に行われたのは、3チーム総当たり戦の予選を勝ち抜いた8チームによる決勝トーナメント。予選を通してどのチームが勝ち上がってもおかしくないハイレベルな戦いが続く中、決勝のカードに決まったのは、パリ五輪で金メダルを獲得したAMSTERDAM(アムステルダム・オランダ)と、昨年の宇都宮オープナー優勝チームであるMIAMI(マイアミ・アメリカ)。
決勝にふさわしい好ゲームが動き出したのは、残り4分ほどから。ミッチ・ハーンの2ポイントを皮切りに、ディラン・トラビス(No.7)が3本連続で2ポイントをヒット。その後さらにミッチ・ハーンが2ポイントを決め、最後はディラン・トラビスのフリースローでノックアウト勝利となりました。敗れたAMSTERDAM(アムステルダム・オランダ)は、エースのワーシー・デ・ヨングを中心にオフェンスを組み立てるものの、最後はMIAMIの勢いを止めることはできませんでした。
MVPに輝いたのは、MIAMI(マイアミ・アメリカ)のミッチ・ハーン選手(No.4)。予選グループのUTSUNOMIYA戦では、たった10分しかない3×3の試合で、8得点5リバウンドと存在感を見せました。2日間通じて5試合で30得点を記録し、1ポイントは59%(10/17)、2ポイントは44.4%(8/18)と、高確率で得点を量産。全体の得点ランキングでも2位に輝き、見事にMVP受賞となりました。


■昨年に引き続き、宮みらいライトヒル・ライトキューブ宇都宮でも3×3関連イベントを同時開催!
JR宇都宮駅東口を出てすぐ、「宮みらいライトヒル」「ライトキューブ宇都宮」でも、大会と同期間中に3×3関連イベントを開催いたしました。1階の交流広場では、昨年国際バスケットボール連盟FIBAより寄贈された、「UTSUNOMIYA」と大きく表示され、宇都宮市のシンボルカラーであるイエローにアレンジされたコートを設置。4月25日(金)には、そのコート上で、「3×3 Fan Fest」として、翌4月26日(土)から開催の『FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener 2025』に出場する4チームが子供たちと交流。加えて、U-12世代を対象とした「3×3 Jr CUP」、日本最高峰の3×3プロリーグ「3×3.EXE PREMIER」の2025シーズンの女子開幕戦、World Tour本戦の「パブリックビューイング」など、さまざまな関連イベントが行われました。




「3×3 Jr.CUP」の決勝は、World Tour本戦が行われている二荒山神社に場所を移して開催。世界中のトップアスリートだけが踏み入れることができるこの二荒山神社の本コートに、子どもたちがプレーできる機会を創出しました。2022年から毎年二荒山神社・バンバ広場で開催し続けていることで年々認知度も拡大しており、本大会は非常に大きな盛り上がりを見せ、また、宇都宮の街全体が3×3で盛り上がりを見せました。この「Opener」は、2028シーズンまで、毎年宇都宮市を舞台に開催することが正式決定しているため、2026年以降の大会も、ますます期待が高まる3日間となりました。


【学校訪問・市長表敬訪問について】
大会前日の4月25日(金)には、午前中、宇都宮市立簗瀬小学校にTOULOUSE(トゥールーズ/フランス)の選手たちが、午後は宇都宮市立姿川中央小学校にMIAMI(マイアミ/アメリカ)の選手たちがそれぞれ訪問をし、デモンストレーションや質問コーナー等を通じて子どもたちと交流。子どもたちからはサインのリクエストやハイタッチを求める姿など、2m級の大きな選手たちに憧れのまなざしを向けていました。選手たちもそれに応えるように、笑顔で挨拶やハイタッチを実施。言語の壁を越えた素敵な時間が、そこには流れていました。
加えて同日、宇都宮市役所にて、FIBA 3×3最高統括責任者のアレックス・サンチェス氏と、昨年宇都宮で開催されたパリオリンピック予選(UOQT2)にて本戦への出場権を獲得し、見事に本戦で金メダルを獲得したオランダのアムステルダムが、宇都宮市・佐藤栄一市長を表敬訪問。昨年の宇都宮のオリンピック予選を振り返りつつ、宇都宮にまつわるエピソードを通じて交流を図る場となりました。






■ホームタウン宇都宮市を背負い戦ったUTSUNOMIYA(UTSUNOMIYA BREX.EXE)。新チームで挑むも無念の予選敗退。来年こそ、再び決勝トーナメントの舞台へ
開催都市枠として出場する「UTSUNOMIYA」は、オープニングセレモニーでも熱い意気込みを語り、4年連続で「FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener」が開催されること、加えて2028年まで開催が決定していること、さらに登録選手を入れ替え新たなメンバーで挑戦できることに喜びを隠しませんでした。
開幕となった4月26日(土)。UTSUNOMIYAはグループCで出場。初戦のMIAMI(マイアミ・アメリカ)は昨年の「Utsunomiya Opener」の優勝チーム。FIBA 3×3アメリカップでアメリカ代表でもあるヘンリー・カルーソがエースとして今大会に挑んだ。序盤は「Utsunomiya Opener」から2年ぶりに現役復帰を果たした飯島康夫選手の2PTと鋭いドライブで先制パンチをするも、ジリジリと点差を広げられて12-21で敗れる。勝利すればDAY.2進出も叶うRAUDONDVARIS(ラウドンヴァリス・リトアニア)戦では、序盤から高さを生かされ苦しい展開に。しかし、FIBA 3×3 アジアカップ 2025でBEST4入りを果たした際に日本代表として活躍した仲西佑起選手や、新加入のクーリバリ・ソロモン選手が躍動。中盤には15-12で3点差に迫るものの、そこからは得点することができず、12-21で敗退。しかしながら、選手の素晴らしい健闘をたたえ、会場に訪れた多くのファンが賛辞を送りました。試合終了後もたくさんの拍手と「GO BREX」のコールが止むことはありませんでした。




また、4月26日(土)は、グループDの最後の一枠をかけた予備予選が行われました。予備予選には、日本の「SAGAMIHARA(HIU ZEROCKETS.EXE)」、「TENNOZ(SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE)」「HIRATSUKA(SHONAN SEASIDE.EXE)」が出場。予備予選は初戦から白熱した展開を見せ、3チームが1勝1敗で並びました。FIBAレギュレーションにより、総得点の一番高かったTENNOZ(SHINAGAWA CC WILDCATS.EXE)が、チームとしてはじめて「Opener」の舞台で本戦への出場権を獲得しグループDの最後の1枠を勝ち取りました。
TENNOZの初戦は、パリ五輪で金メダルを獲得したオランダのAMSTERDAM。序盤、なかなかエンジンのかからないAMSTERDAMに対し、TENNOZはフルスロットル。前半戦はほぼ互角で、残り4分の時点でリードする展開だった。しかし、そこからは王者の貫禄を見せつけ試合を制圧。12-21で敗れる結果となった。続くオーストリアのVIENNA戦も16-21で敗退し、決勝トーナメントへの進出は叶いませんでした。


『FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener 2025』 試合結果
■4月26日(土):予選グループ




■4月27日(日):決勝トーナメント

■最終順位
1位 :MIAMI / アメリカ
2位 :AMSTERDAM / オランダ
3位 :UB / セルビア
4位 :TOULOUSE / フランス
5位 :RAUDONDVARIS / リトアニア
6位 :RIFFA / バーレーン
7位 :PARTIZAN / セルビア
8位 :VIENNA / オーストリアLIMAN / セルビア
9位 :LIMAN / セルビア
10位:LONDON / アメリカ
11位:UTSUNOMIYA / 日本
12位:TENNOZ / 日本
13位:HIRATSUKA(SHONAN SEASIDE.EXE) / 日本
14位:SAGAMIHARA(HIU ZEROCKETS.EXE) / 日本
※各試合のスタッツなどは、下記FIBA公式HPをご参照ください。
https://worldtour.fiba3x3.com/2025/utsunomiya/stats/summary
【参考】
大会公式ウェブサイト: https://3x3exe.com/worldtour/
3×3うつのみや Instagram:https://www.instagram.com/3x3utsunomiya/
FIBA 3×3公式ウェブサイト:https://worldtour.fiba3x3.com/2025/utsunomiya
『3×3 Jr.CUP 2025』 試合結果
▼男子
1位 :成田ボンバーズBlue(千葉県代表)
2位 :HELLDOGS(埼玉県代表)
▼女子
1位 :LIT(栃木県代表)
2位 :UMJ東六郷(東京都代表)
『3×3.EXE PREMIER 2025 WOMEN’S JAPAN ROUND.1』 試合結果
■最終順位
1位 :FLOWLISH GUNMA.EXE(フローリッシュ グンマ エグゼ)
2位 :UENOHARA SUNRISE.EXE(ウエノハラ サンライズ エグゼ)
3位 :TOKYO VERDY.EXE(トウキョウ ヴェルディ エグゼ)
4位 :SAKU REGION.EXE(サク リージョン エグゼ)
▼3×3.EXE PREMIER 公式HPはこちら
https://3x3exe.com/premier/