〜記録的な大雪シーズンとなり、スキー場内の最高積雪量は650cmを観測〜
一般社団法人白馬村観光局(所在地:白馬村北城7025、代表理事:伊藤英喜)は、2024-25冬季シーズンの観光客入込数データを分析した結果、11〜2月末に白馬村を訪れた観光客が前年比114%の約130万人となり、昨シーズンに続き2004-05シーズン以降の最高値記録を更新したことをお知らせいたします。また、同期間の村内スキー場来場者数は延べ89万人以上で、そのうち46%がインバウンド観光客だったことがわかりました。
今年は村内全域で記録的大雪となり、白馬八方尾根スキー場内の積雪量が一時650cm(2025年2月24日時点)に達するなど、例年に比べて雪に恵まれたシーズンとなりました。3月下旬にも降雪があり、GWまで十分にスキー・スノーボードが楽しめるスプリングシーズンが期待できます。ぜひ春の白馬にもお越しください。

2024-25の村内状況と観光客入り込み数について
通年楽しめるオールシーズンリゾートとしての観光客誘致に力を入れる長野県白馬村ですが、上質なパウダースノーでスキー・スノーボードが楽しめる冬季の需要は近年さらに勢いを増しています。23-24冬季シーズンの観光客数は前年比123%という異例の数字を記録しており、今年もさらなる増加が期待されました。
2024年11月30日にスキー場がオープンし、12月の観光客入込数は263,600人と、前年を1.2倍ほど上回りスタート。クリスマスや年末年始、中国の春節などの各国の休暇に応じて徐々にインバウンド観光客が増加し、2025年1月には480,200人、2月には472,100人の国内外からの観光客が白馬村を訪れ、11〜2月の観光客入込数は約130万人を記録しました。増加率は前年比114%と落ち着きが見られましたが、依然として多くのお客様にお越しいただいております。

背景にはさまざまな要素がありますが、今シーズンは例年に比べて降雪に恵まれたことも大きく影響しています。最高積雪量が白馬八方尾根スキー場で650cm(2025年2月24日時点)、エイブル白馬五竜で505cm(2025年2月11日時点)、降雪量の合計は700cmに達する(2025年3月24日迄)など、異例の多さを観測しました。ピーク時にはリフト搬器が雪に埋まってしまい、リフト運行を休止するスキー場が出るなどの影響も見られましたが、総合的に見ると雪に恵まれたことにより一段と多くの観光客から選ばれる結果となりました。


村内スキー場の来場者数は延べ89万人を突破。うちインバウンド観光客は46%に
村内スキー場の11〜2月の来場者数の伸びを見ると、White Resort白馬さのさかが昨年比109%、白馬八方尾根スキー場が103%、白馬岩岳スノーフィールドが147%、エイブル白馬五竜&Hakuba47が94%でとなりました。ゴンドラを新設した白馬岩岳スノーフィールドでは大幅な増加率を記録し、大型設備投資による輸送力強化の成果が見られました。一方、白馬村内で最も来場者の多いエイブル白馬五竜&Hakuba47は微減となったものの、昨シーズンに想定以上の来場者を受け入れ、過密による満足度低下が懸念されたため、適正人数への調整に成功したと捉えることができます。小雪だった昨年と比べて今年は雪が多く、すべてのスキー場で安定した営業ができたため、白馬エリア内でお客様が分散し、それぞれのスキー場の個性を楽しまれたとも考えられます。

村内全スキー場の来場者数は延べ89万人を突破し、リフト券購入記録による観測の結果、約46%*はインバウンド観光客というデータを取得することができました。この比率は増加傾向にあり、急速なインバウンド需要拡大に対応する取り組みと、オーバーツーリズムへの対策が急がれています。
また、当局への問い合わせや村内事業者へのヒアリングから、ウィンタースポーツを第一目的としないインバウンド観光客も増加傾向にあることがわかっています。白馬岩岳スノーフィールドの新ゴンドラには滑走用具を持たない観光客が多く見られ、白馬八方尾根スキー場でも今年初めて特定のリフトにおいて観光目的の乗車を受け入れるなど、ノンスキーヤー向けのサービス提供も充実しつつあります。
白馬八方尾根スキー場は2024年12月、2027年にゴンドラとベースセンターハウス、駐車場を新設することを発表しており、さらなる受け入れ体制の強化が期待できます。また、エイブル白馬五竜とエイブル白馬五竜IIMORIは2025年1月に経営統合を発表し、来シーズンに向けて経営の合理化を進めていくことを宣言しました。村内各スキー場も、将来を見据えた事業展開に本格的に乗り出しています。
*インバウンド観光客の来場者数データは、HAKUBA VALLEY 索道事業者プロモーションボードより提供
3月中旬時点でも十分に積雪あり。白馬の春シーズンがスタート!
エイブル白馬五竜の積雪量は3月中旬でも435cm(3月14日時点)となるなど、春シーズンも白馬には良質な雪が十分に残っております。White Resort白馬さのさかは3月23日(日)に、岩岳スノーフィールドは3月30日(日)に今シーズンの営業を終了しますが、以下のとおり春営業がスタートしました。
春は晴天率が高く過ごしやすい気候となり、冬とはまた違うスキー・スノーボードをお得な春料金で楽しんでいただけます。インバウンド観光客は一気に少なくなり、4月から5月には地域色のあるイベントやアウトドアフェスなども開かれるため、白馬村らしいゆったりとした空気を味わうのにも最適なシーズンです。白馬村観光局は、スプリングシーズンの魅力発信にも力を入れ、観光客の皆様の満足度向上に努めてまいります。
白馬八方尾根スキー場
世界を魅了する極上のパウダースノーの、日本が誇る国際山岳リゾート。雄大な北アルプスの麓、総滑走距離23,000m、最長滑走距離8,000m、標高差1,071mの広大なゲレンデを有します。POWDER AREA、キッズエリア、スノーパークなどを完備し、壮大な景色と圧倒的な滑りごたえが魅力です。施設内で使うエネルギーの再生可能エネルギーへの転換や、レストランでのプラスチックごみ削減など、環境保全にも取り組みます。
春スキー営業期間:2025年3月17日(月)〜5月6日(火)
春スキー料金:1日券 大人5,500円 こども2,500円 シニア4,950円
●スキー場問い合わせ先
八方インフォメーションセンター TEL:0261-72-3066 https://www.happo-one.jp/
エイブル白馬五竜&Hakuba47
白馬村の玄関口に位置し、温泉やショップ、レストランを備えた大きなベースセンターが魅力のスノーリゾート。北アルプスの絶景を背景に、上質な雪と多彩なコースを楽しめます。全施設の電力100%再生可能エネルギーを使用するなど、環境への配慮にも先陣を切って取り組んでいます。
春スキー営業期間:2025年3月10日(月)~5月6日(火)※ナイター営業、IIMORIゲレンデは3月で終了
春シーズン料金:大人(18~64歳) 7,000円、ユース(13~17歳) 6,000円、シニア(65〜79歳) 7,000円、小人(6~12歳) 3,800円 ※エイブル白馬五竜&Hakuba47は共通リフト
●スキー場問い合わせ先
エイブル白馬五竜 とおみ・アルプス平
TEL:0261-75-2101 https://www.hakubaescal.com/winter/
Hakuba47ウィンタースポーツパーク
TEL:0261-75-3533 http://www.hakuba47.co.jp/
一般社団法人白馬村観光局について
所在地:長野県北安曇郡白馬村北城7025
代表理事:伊藤英喜
設立:2005年2月
電話番号 0261-72-7100
URL:https://www.vill.hakuba.nagano.jp
【観光インフォメーション】 白馬村観光局インフォメーション
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村北城5497 Snow Peak LAND STATION HAKUBA内
TEL:0261-85-4210