令和3年度　茨城県におけるアウトドア資源を活用した魅力発信事業の取り組み事例

１．実施概要
茨城県の有する多様な自然環境を活かした「いばらきキャンプ」を観光コンテンツとし、【「いばらきキャンプ」の認知向上】および【キャンプを軸とした秋冬の観光振興】を目的に、日帰り・宿泊で楽しめる大型キャンプイベント「IBARAKI CAMP AUTUMN FESTA 2021」を実施しました。

「IBARAKI CAMP AUTUMN FESTA 2021」イベント概要
開催日：2021年11月6日（土）・7日（日）10:00～16:00
開催場所：涸沼自然公園キャンプ場（茨城県茨城町）
入場：無料（宿泊・アクティビティは有料）
イベント特設ページ：https://ibaraki-camp.jp/autumn_festa/2021.html

【イベントの主なコンテンツ】
■出店ブース
メイン会場の涸沼自然公園キャンプ場の芝生広場には、約40店舗のブースがずらり。茨城発のガレージブランド、茨城県産食材を使ったメニューなど、他のイベントではなかなか出会えない、茨城ならではのラインナップとなりました。体験型ブースもあり、お子様連れにもお楽しみいただきました。

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■日帰りアクティビティ
イベントと連動して実施した日帰りアクティビティでは、会場外で海を感じる漁業体験やウォーターアクティビティ、秋の味覚を収穫する農業体験、柿狩りなど、キャンプとは違った角度からも茨城の自然の魅力を体感していただきました。

■キャンプ泊
宿泊プランでお申し込みの方は、広々した公園のキャンプ場であるメイン会場の「涸沼自然公園キャンプ場」の他、海を感じる「大洗サンビーチキャンプ場」、里山でのんびりと過ごせる「しもはじ埴輪キャンプ場」、それぞれ雰囲気の異なるキャンプ場で「いばらきキャンプ」をお楽しみいただきました。

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【イベントの告知・集客】
■オンラインを中心に、キャンプ・アウトドアユーザーに対する告知・集客を実施
「いばらきキャンプ」ポータルサイトやInstagram公式アカウントにて告知を行い、弊社の運営するキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」メールマガジンや、キャンプWEBメディア「CAMP HACK」への記事広告、アウトドア・おでかけ系メディアサイトでのバナー広告など、キャンプ・アウトドアユーザーを目がけて集客導線を仕掛けました。
また、ブース出店事業者の店舗や、県内自治体、弊社関連会社の運営するキャンプ場「RECAMP」等への各施設へのポスター掲示も行い、リアルの場も活用しました。

「いばらきキャンプ」ポータルサイト内イベントページ
https://ibaraki-camp.jp/autumn_festa/2021.html

「CAMP HACK」記事広告
https://camphack.nap-camp.com/7158

RECAMPでのポスター掲示

２．効果
茨城県内のキャンプ・アウトドア関連事業者様を中心に連携いただき、2日間の開催を終え、県内外から多くのお客様にご来場いただきました。イベント会場を軸に、会場外への周遊の創出もすることができ、本イベントの目的であった【「いばらきキャンプ」の認知向上】および【キャンプを軸とした秋冬の観光振興】を実現することができました。

茨城県内事業者と連携した「いばらきキャンプ」の訴求
イベントを通じて茨城県の魅力を訴求するため、ブース出店やアクティビティの約7割を県内事業者が占める「いばらきキャンプ」ならではのイベントを実現しました。

ブース出店：31企業6自治体（うち茨城県内事業者13社）
外部アクティビティ：8事業者（すべて茨城県内事業者）

来場者数
3,009名、929組
＜内訳＞
宿泊562名　　 （県内客50.3％：県外客49.7％）
日帰り2,447名　（県内客75.3％：県外客24.7％）

アンケート結果によると、キャンプ目的での茨城県来訪回数が「初めて」と回答した人が県外客では約半数でした。イベント満足度は平均4.3点（5点満点）と高く、「キャンプ目的で茨城に再来訪したい」という人も約半数と、このイベントを通じて「いばらきキャンプ」の魅力が訴求できたものと考えます。引き続き、キャンプをきっかけとした茨城県誘客推進に期待ができそうです。

「いばらきキャンプ」ポータルサイトおよびSNSユーザーの拡大
イベント開催にあたり、宿泊予約ページや告知メディアからポータルサイトへの導線を作成。また、公式Instagramではイベント関係の積極的な情報発信と、当日イベント会場にてフォローしてくれた方へのステッカー配布を実施しました。
結果として、イベント告知開始〜イベント終了までの約1か月半の間、ポータルサイトでは65,610UU（新規ユーザー62,889）を獲得しました。また、Instagramのフォロワーは事業開始前より約1,000人増やすことができました。

イベント実施における経済効果
イベント終了後、来場者にアンケートを行い、イベント実施における経済効果を推計しました。
その結果、このイベント開催が来場者の会場外への周遊を創出し、地域の観光消費に貢献できたことが確認できました。
宿泊プランのキャンプサイト代、アクティビティ体験費を加えると、参加者の消費額は約1,033万円と推測されます。

今後もR.projectは、自治体の魅力をキャンプを中心としたアウトドアを通じて発信し、地域振興、観光振興に寄与して参ります。

■アウトドア資源を活用した地域活性化コンサルティングに関するお問い合わせ
（公設キャンプ場の活性化・利活用のご相談も承っております）
株式会社R.project
事業推進本部　地域振興部
od_chiiki@rprojectjapan.com

【株式会社R.projectについて】
キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」の運営、アウトドアの力を活用した日本全国の未活用不動産、公園などの活性化、公設キャンプ場のリニューアルを行い、アウトドア体験をより身近に、多くの方に体験いただけるよう展開を行っています。
代表取締役：丹埜 倫（タンノ ロン）
住　所　　：本社　〒299-1909 千葉県安房郡鋸南町大六1032
　　　　　　東京オフィス　〒153-0061 東京都目黒区中目黒3-3-2 EGビル8階
電　話　　：03-6231-0760　
資本金　　：92,230,000円
設　立　　：2006年11月
事業内容　：宿泊施設及びスポーツ施設の運営事業・アウトドア事業（キャンプ場予約サイト等）・イベントの運営事業・インターネットに関する総合コンサルティング事業
webサイト：https://rprojectjapan.com/