「ジョウロウホトトギス」は牧野富太郎博士が高知県の横倉山で発見し、ロシアの植物学者マキシモヴィッチ博士が命名しました。四国と九州に自生しています。一方、「キイジョウロウホトトギス」は、和歌山県の紀伊半島南部にのみ自生します。どちらも絶滅危惧II類に分類される希少な植物で、黄色い花を鈴なりに咲かせる姿は大変美しく、この優雅な花を平安時代の宮中に奉仕する貴婦人「上臈(じょうろう)」に見立てて名付けられました。
■キイジョウロウホトトギス(ユリ科)
本州(紀伊半島南部)に分布する多年草です。深山のがけから垂れ下がるようにして生育しています。長さ40~80cmの茎はしなだれて、節々に重なって花を咲かせます。また、“キイ”とは紀伊半島にのみ自生することからついています。当園に咲く「キイジョウロウホトトギス」は、約200株で、現在見頃を迎えており、10月中旬頃までお楽しみいただける見込みです。
◆営業概要
【開園期間】開園中~11月24日(日)
【開園時間】10:00~17:00(16:30受付終了)
【入園料】大人(中学生以上)900円/小人(4歳~小学生)450円
【駐車場】1,000円
六甲高山植物園https://www.rokkosan.com/hana/
六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/5ff2ec7df4b2acda9fb9d281ea301445bde33869.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1